涙と笑いのミステリー (絶対名作! 十代のためのベスト・ショート・ミステリー)
- 汐文社 (2022年2月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784811329130
作品紹介・あらすじ
すべての謎が解けたとき、きっとあなたは涙を流す――。
読む人の感情を揺さぶる名作ミステリーを収録したアンソロジー。
大人気作家の作品から、ミステリー小説のエッセンスを楽しめるショートストーリーを厳選しました。
【収録作品】
宮部みゆき「サボテンの花」
光原百合「橋を渡るとき」
阿津川辰海「六人の熱狂する日本人」
感想・レビュー・書評
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サボテンの花(宮部):「我らが隣人の犯罪」植物の超能力研究。子供達と教頭の関係。
橋を渡るとき(光原):既読。鉄橋恐怖症。
六人の熱狂する日本人(阿津川):「透明人間は密室に潜む」既読。陪審員裁判。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【収録作品】宮部みゆき「サボテンの花」/光原百合「橋を渡るとき」/阿津川辰海「六人の熱狂する日本人」
「サボテンの花」もはや古典かも。名作。小学6年生たちの企み。
「橋を渡るとき」オーソドックスなミステリ。ミステリファンへのくすぐりもある。
「六人の…」陪審員裁判。笑えるバカミスにも思えるが、解説にあるように、ゾッとする話でもある。 -
「十代のため」というのはどんなミステリーなのだろう?と読んでみた本
感想は、「うふふ」「うんうん」「あらら」です -
2022年発行、汐文社の単行本。3編。「涙と笑い」というくくりだが、少し喜劇的な要素がある作品が入っているものの、「涙」の要素って何だろう。まさか「笑い過ぎて涙がでてくる」意味ではあるまいに。宮部みゆき『サボテンの花』名作であることは確かだし、喜劇的要素のある作品でもあるのだが、ここに入れてくるのはなぜだろう。まさか教育的、教訓的な意味合いで入っているのだろうか。入っている作品が面白いものであることには異論はないが、「十代のための」というくくりで採用する作品としてはなんか意図があるような気がしてしまう。
収録作:『サボテンの花』宮部みゆき、『橋を渡るとき』光原百合、『六人の熱狂する日本人』阿津川辰海、解説:「編者解説」千街晶之、編者:千街晶之、 -
シリーズ4冊目?十代向けなので、活字が大きい。
「サボテンの花」宮部 みゆき→何度か読んでいる作品。心がほんわかする話。
「橋を渡るとき」光原 百合→ミステリーというより…だが、心理描写が面白い。文章の感じが好き。
「六人の熱狂する日本人 」阿津川 辰海→登場人物が多めで少しごちゃごちゃ長い。謎解きより展開を楽しむ系?
他3冊も読んでみたい。 -
宮部みゆきの名前で手にした一冊。
十代のためのベスト・ショート・ミステリー」
だそうです。読む直前に気づいた(爆)
宮部みゆき/サボテンの花
夢のある話でミステリーと言うより、ファンタジーな話。
光原百合/橋を渡るとき
ほのぼのしました。
阿津川辰海/六人の熱狂する日本人
かなりナンセンスな話で、初期の頃の浅田次郎氏をイメージさせる(笑)
どれも読み易くて、あっという間に読み終えました。
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3話ともすべておもしろくなかった。
最後まで読む気がしなかった。 -
「サボテンの花」宮部みゆき の中に
「僕たちはみんなサボテン 誰にも剪定されないから」の言葉に心が震えました。
ラストシーンでは、涙 涙。
こんな素敵な短編小説を読んでいなかったとは!
いや。読めて良かった。巡り合えて良かった
「橋を渡るとき」光原百合
「立てばエラリー 座れば吉敷 歩く姿は
亜愛一郎」にクスッ。
「六人の熱狂する日本人」阿津川辰海
読んでいる間、映画「12人の優しい日本人」
と「キサラギ」を思い出しながら読みました
ラストに!!ヽ(゚д゚ヽ)(ノ゚д゚)ノ!!
十代のためのベスト・ショート・ミステリー
良かったです!活字が大きくて。(笑)
学園ミステリー・謎解きミステリー・異界のミステリーも読みたいです。