ドロドロ戦争 (イタリアからのおくりもの5つのちいさなファンタジア)

著者 : ベアトリーチェ・マジーニ 長野徹

• 汐文社 (2007年2月1日発売)

作品紹介・あらすじ

ストッピーノ、モカッサ、オット、ステッラは秘密の隠れ家の遊び仲間。ある日地中から不気味な生き物「ドロドロ」が現れたのをきっかけに、四人は謎のホームレスの男とともに腹黒い企業家と対決することに…。

感想・レビュー・書評

[junkotetuさんの感想 · 2022年4月19日]

環境問題にも触れているわね❣️

[サイトムさんの感想 · 2018年9月3日]

イタリアの児童文学で、映画のカットのように複数の視点で物語がきりかわっていき、スピード感があってよみやすいです。主人公は秘密基地にあつまったストッピーノ、モカッサ、オット、インディー（ステラ）という子供たちと、ホームレスのファラフェル（ジェラルド）で、かれらが地下にすむ不定形の生物ドロドロ（土こやし）と協力して地下鉄工事とゴミ処理をうけおう悪徳企業家と対決するというのが話の筋です。イタリア文学っぽくみじめっぽいなかに賢さがあるといったもので、ゴミ処理などの環境問題や、社会問題にもふれています。