- Amazon.co.jp ・本 (47ページ)
- / ISBN・EAN: 9784811388786
感想・レビュー・書評
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2016年8月18日
<a letter to Momo>
原案/沖浦啓之
本文構成/ひろはたえりこ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
死んでしまったはずのお父さんと、最後の船を流すところで、お父さんから「お母さんをよろしくたのむぞ。いつもみている」という手紙がきたところが、一番のお気に入りです。
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「ももへ」
たった一言だけを手紙に残し、お父さんは天国に旅立ってしまった。
喧嘩して心無い言葉をぶつけ、仲直りできないまま父と死に別れた11歳の少女ももは、その想いを抱えたまま母いく子と瀬戸内海に浮かぶ汐島に移り住む。
そこで待っていたのは、イワ、カワ、マメという不思議な妖怪「見守り組」との出逢い。
ももと妖怪たちとの忘れられない夏の物語。
●これはアニメ絵本バージョンだ。お話は所々はしょってあるような感じで、サクサク進んでいくので、物語のあらすじを知るには良いかもしれない。
●見守り組は妖怪の恰好をしているだけあってあまり可愛いとは言い難い相貌をしているが、それぞれに性格も違ってなかなか面白い。特に、リーダーのイワの「〜でござる」の口調がちょっと抜けてる感じがして好き。
●空へ報告書を送るときの「ケドトヘラソンラクオレヤーッ」、見守り組の役目を終えもとの場所へ帰るときの「ドチイウモヨル、ドモニラソー」という一度聞いても二度聞いてもさっぱり訳の分からない呪文。文字で書いてあったおかげで何度か読んでいるうちに意味が分かった。逆さに読むと、「やれ送らん空へ届け」、「空に戻るよもう一度」となる。思わず感嘆の声をあげる。 -
どんな内容か気になっていたので、読めてよかった。