自虐の詩 (上巻) (竹書房文庫ギャク・ザ・ベスト)

著者 :
  • 竹書房 (1996年5月20日発売)
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本棚登録 : 977
感想 : 136
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812401262

感想・レビュー・書評

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  • 妹に借りた。
    下巻が良いと言われてなければ、読み進めるのは退屈だったかも。
    女のしあわせってなんだろーなと感じる4コマまんが。
    人間版ぼのぼのみたいな絵柄で、表情がかわいいです。

  • 救いのない毎日がくり返し描かれているだけなのに、次には何かあるんじゃないかとひたすら読み続けてしまった。
    でも同じ事のくり返しだった…。

  • なんか自分の小学生時代と共通するものがところどころあって懐かしい。人間関係とか考え方とか。下の話になるけど読後感がすごくいい。

  • 働きもせず、呑んだくれでちゃぶ台ひっくり返してばかりいる亭主。

    妻の幸江さん、文句ひとつ言わずに
    ひたすら健気に後始末…。

    どうしてこんな亭主と別れないの?
    何故耐えてばかりいるの?

    4コマギャグ漫画とは到底思えぬ程に、二人の時間はたっぷりと沈殿して、
    亭主が暴れる度に過去の思い出がキラキラと舞い上がる。

    幸江さんは生まれた時から薄幸の人であった。
    物心ついた時から母は無く、遊び人の父のせいで苦労しっぱなし。
    もはやボロボロになるまで働く事など、何の苦労とも思わず、
    (好きな人に尽くせる事こそ、最高の幸せ)という信念の元に生きている女性であった。
    (昭和の香り漂ってます…)

    お顔も貧相で、
    貧乏が身に染み付いちゃってる詫びしいヒロインだけど、
    少し、羨ましいな。
    いや、かなり羨ましいかも…

    心から好きな人がいて、彼を信じて決して疑わず、
    どんだけ冷たく邪険に扱われても、彼がこの世に生きてるだけで、
    幸せ♪と、喜びをかみ締めている幸江さんが、見ているうちにだんだん可愛く見えてくるから不思議だ。

  • 碌でもない男と尽くす女の四コマに見せかけて、そこに至るまでの人生を掘り下げ、現在を賛歌する、今、過去からずっと自分が不幸だと思ってしまっている人への応援漫画に見えた。

    題名で少し損をしてる気がする。
    最終回のカタルシスは、ちょっと他では無い位。

  • 上下巻
    泣ける漫画らしいけど、全く泣けなかった。
    共感するところが全くないのも珍しい

  • ちゃぶ台返しが示しているように、
    今では典型的となった昭和の親父を地でいくオサムと
    そんなオサムにひたすらに尽くす幸江。
    始まりはそんな二人の日常を描く四コママンガのはずだったが、
    読み進めていくと意外な展開に。

  • 4コマ史に残る傑作。後半が圧倒的。

  • 上下巻一気に読んだけど泣けも笑えもしなかった。共依存カップルの歪んだ愛の形は肯定したくないし、最後にいきなり「人生には明らかに意味がある」とか言われてもさっぱりです。

  • 幸か不幸かで人生をはかることはできない。
    他の人から見たら、圧倒的に不幸に見える人でも、本人は幸せを感じているかもしれない。人生には意味があるだけ。

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