- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812435731
感想・レビュー・書評
-
"すばらしい祖先がいたから、今の日本がある。そんな気持ちになる本。トルコのエルトゥールル号の救出と95年後のイランからの脱出の話は知っていた。この話を思い出すたびに涙が出てくる。トルコには行ったことがないが、是非一度訪問したい国の一つ。
そんな話が詰まっている本。お勧め。"詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
3・11の震災の直後、海外からたくさんの支援をいただいたときに「日本の方たちにとてもよくしていただいたから」という言葉を聞き、涙しました。
自分はそんなことしたことなかったけど、海外でたくさんの日本人が現地の人たちのために頑張っていたんだ、と初めて知りました。
これはその数年前に発行された本。
いくつかは元々知っていた話でしたが、四条たか子さんの文章があまりに上手くて、何度も泣きました。
やはり、戦争とかで強引に相手を動かすのではなく、温かい心が大事。当たり前のことなんだけど、心に刻みます。 -
非常に読みやすく、日本を再認識した
-
20180208読了
-
2005年から調査している『良い影響を与えている国』で3年連続でトップを維持している国『日本』
その日本の国内にいると平和な事を含め当たり前なことが当たり前に過ぎ去り日本人自身が日本に誇りを持てずに見失っているような気がする
全7章からなるストーリーはどれもが感動的でカネをバラまく事だけではない本物の外交を知る・・・。
こんな大切な史実をなぜ教育の現場では伝えていかないのか?
授業のコマ数が足りないからか?
受験では点数になり辛いカリキュラムになるからか?
ハッキリ言って知らなかったのが日本人だけという事実を恥じるべきで道徳の時間や世界史・日本史の中に組み込むべき大切な話でしょう
年号と事件の表面的な暗記だけの歴史教科書なんか窓から投げ捨ててなぜ世界に日本が愛されたのか?
その時に日本人の先祖は何を想いどんな行動をしてきたのかを歴史から学ぶべきであろう
通読中は熱いものが込み上げて来るので読む場所には注意が必要です。自分の場合・・・(汗) -
この本を開いて、最初に出てくるのはエルトゥールル号の恩返しの話だが、この話を読み始めるともう涙が止まらなくなる。なぜだろう、こんなにも心の美しい日本人たちが、私たちの祖先にいたのかと思うと、本当に日本人で良かったと思う。当たり前のことをただやっただけだと思う善意なのに、こんなにも世界に感謝される国は他にあるだろうか。翻って今の日本、本当にこれで大丈夫なのかと思うような、荒んだ心の日本人が多くなった。嘆かわしいことである。しかし日本人は遠い記憶の中に、こうした道徳心溢れる魂を持っているのだ。そのDNAを引き継いでいることを誇りに、生まれ変わってもまた、日本人になりたいと心から思う一冊である。
-
三葛館一般 319.1||SH
人々に手をさしのべること。その気持ちはあってもなかなか行動は起こせないものですね。
日本人の中には、国や人種に関係なく、その気持ちを行動であらわした人々がいました。
和歌山の人ならよく知っている串本沖で難破したトルコのエルトゥールル号の船員を献身的に助けた話や、第二次世界大戦中リトアニアでナチスから逃げるユダヤ人に命のビザを発行した杉原千畝の話、インドネシアが親日的なわけなど、7つのエピソードが掲載されています。
あまり教科書には載っていない歴史の中に「世界が愛した日本」があります。
和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=60836 -
こんな時だから日本のいい話を読みたい。
ということでとりあえず注文済み。