愛の眠りは琥珀色(竹書房ラズベリーブックス) (ラズベリーブックス ガ 1-4)

  • 竹書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812438954

感想・レビュー・書評

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  • ―愛情が伴わない欲望は風と同じ。実体を持たないから、つかまえておくことも不可能だ。
    愛されないとわかっている夫からの数々の裏切りに心がズタズタと引き裂かれ傷つき苦しんでいくヒロイン。このあたりの心の描写が上手い! 心がズタボロになったヒロインの気持ちがひしひしと伝わってくる。修復不可能と思われる夫婦の亀裂をどうやって何処に着地するのやら…と思ったがヒーローが泣いている友人の赤ちゃんを抱いて泣きやましたとこからこの話の流れが変わった。
    それにしてもヒロイン、よく8年も耐えたねぇ

  • ギルティ・シリーズ3作目。夫が結婚直前まで愛人を持っていたこと持参金目当てだったことを知り、別居して8年以上たつヴァイオラと、跡継ぎが必要になって復縁を企むジョンとの物語。魅力的な女たらしへの愛ゆえに苦しむ妻と、愛が理解できないろくでなしの夫。どうしようもない関係に思えた二人だが、思いやりのかけらもないと思えたジョンが実は領民のために領地改革に努める領主であり、愛のない家庭に育ったために苦しんできたことを徐々に知り妻は夫を理解し始める。一方で夫はある日、自分が人を傷つける薄情者であることを理解する。妻への愛を悟ったゆえに。このシーンが感動的。ラストにかけて愛に溢れた幸福感がなかなか良かった。2014.9

  • 冷え切った仮面夫婦が再び愛を見つける「復縁」もの。「ギルティ・シリーズ」第3作。
    ヒストリカルでは女性が貞操を求められるのに対して、男性陣は「修道士ではないのだから」と愛人を持ち放蕩の限りを尽くしているケースが多くありますが、結婚制度を尊重している私としては、ヒストリカルであっても冷え切っていようと男性陣にも身を慎んでほしいのですが・・・そういう意味ではマイナスポイント。

  • 〈ギルティ(罪悪感)〉シリーズ3作目

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    9年前、公爵家の令嬢ヴァイオラは琥珀色の瞳を持つ放蕩者、ハモンド子爵ジョンへの激しい恋に落ちた。やがて訪れた幸せな婚約期間と情熱的な結婚生活。だがその半年後、夫が結婚直前まで愛人を持っていたこと、持参金目当てだったこと、何より自分を愛していなかったことを知ったヴァイオラは地獄に突き落とされる。以来家を出て8年あまり、社交界でも有名な仮面夫婦だったふたりだが、ジョンのいとこで親友の爵位継承者が亡くなったことで事態は一変する。ろくでなしの次候補に跡を継がせないため、ジョンが選んだ手段は、ヴァイオラともう一度ベッドを共にし、跡継ぎを手に入れることだった…。「きみに情熱がどんなものかを思いださせる」ジョンの言葉に怯え、反発しつつも激しく惹かれてしまうヴァイオラ。すれ違いながら続く、9年の恋。そしてジョンの真実の心は―?リタ賞作家の描くロマンティック・ヒストリカル。

    1作目のダフネ、2作目のディランがちょうどよくからんでいて、最後のほうのディナーでは6人そろっておお!ってなっちゃった(笑)
    そして毎回思うけれど白人のお姉さんの気の強さってすごいなと思う。
    単なる自尊心?であそこまで強くなれるものなのかしら?

    それにしても赤ちゃんの描写が柔らかくていいな。
    赤ちゃんの握りこぶしが見えるみたいだ。

    The marriage bed by Laura Lee Guhrke

  • 〈ギルティ・シリーズ 3〉ヒロインは確かに頑固かもしれない。だがヒーローの行動や態度がどーーーしても許せなかった。9年に渡る偽装結婚のような2人の関係が やっと修復され あの子供をはさんで今後どうなっていくのか読んでみたい。ひじょうに疲れる1冊だった。

  • ベッタベタな恋愛小説が読みたい、と思い立って本屋で適当に選んだ本です。
    こういう系は読んだことがなかったのですが、結構楽しめました。(軽い読み物として)
    主人公の2人がお互いのプライドを優先しすぎてすれ違うことが多く、「もうちょっと態度を変えればすぐ丸く収まるんじゃ……?」と思わなくもないのですが、最後にはハッピーエンドになるのが予想できて安心して読めました。

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