不適切な願いは嵐のように (ラズベリーブックス)

著者 : エマ・ワイルズ 高橋佳奈子

• 竹書房 (2012年7月10日発売)

感想・レビュー・書評

[nutskixさんの感想 · 2013年3月13日]

中編3本…だけど、それぞれ膨らませて1冊ずつにもなりそうな気もする。
表題作、ヒロインが襲撃犯を元婚約者と決め付けてるわりに思い込みで濡れ衣って、さすがにかわいそうじゃないか(笑)
あと個々の話の前の「主な登場人物」はわかるんだが、カバー袖に表題作のだけ入れるならいっそ無くてもいいのではないか。

[sarasa-shinaさんの感想 · 2013年1月21日]

3作目の女性と女性の交わりが必要だったのかと懐疑的(._.)

[mnathalieさんの感想 · 2012年12月13日]

中編三編収録。エマ・ワイルズは短編集だと今ひとつ感があるが、中編以上だと読める。作者自身長い話の方が得意と感じているか否かは分からないが。
ただ、二作目の当て馬女の設定がおかしくないか？　と思った。未婚なのに男性関係があれだと、評判を落としてもおかしくないのだが。

[kina-koiさんの感想 · 2012年11月6日]

『不適切な…』伯爵令嬢ヘレン・リッチモンドが意にそまぬ婚約から逃れるために純潔を失う相手として、ウェイド・ウォリックを誘惑して…。ウェイドの双子の兄達が素敵、スピンオフは無いの？
『真夜中の…』怪しげな行動のせいで密輸の疑いをかけられたジェシカ・フェアマンと、助けようと結婚する隣人の放蕩者デクラン伯爵、トレントン・ワイアット。
『たぐいまれなる…』伯爵未亡人ララ・ムーアをフランスでのスパイ行為からの逮捕から守るため、ルーセル伯爵、アントン・ガルサンが愛人として…。同性愛有り、一番セクシーな作品。
ハズレ無しでどの作品も楽しくサクッと読めた。

著者プロフィール

アメリカ、ミネソタ州生まれ。
幼いころからの読書好きが高じて自然に作家の道へ。
リージェンシー・ロマンスを中心にeブック（電子書籍）形式で２０作以上を発表、No.1ベストセラーを連発する。
2005年度ウィスコンシンRWAヒストリカル・ロマンス賞、2006年度Lories賞、2007年度Eppie最優秀エロティック・ヒストリカル・ロマンス賞など受賞多数。
現在はインディアナ州で夫と３人の子ども、たくさんのペットと一緒に暮らしている。

「2019年 『恋はどしゃ降りの夜に　』 で使われていた紹介文から引用しています。」