- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813011026
感想・レビュー・書評
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11年ぶりに高校の同窓会に参加した泰文。
そこで天敵の伊勢谷と再会。
伊勢谷は泰文のファーストキスを奪った男でこいつとは二度と会いたくない!と思っていたのに、目覚めると全裸でベッドにいて…。
伊勢谷に酔ったところを抱かれて怒り、二度と会うものかと思いながらも泰文の大切な家族の犬のマルが2人の関係を変化させて。そして次第に伊勢谷への気持ちが変化していくとかが天敵と言いながらも心の奥底では気になっていたんだなと。
ツンデレな泰文は素直になれなくて伊勢谷に対してはて厳しく、マルを失ってからようやく気持ちを認めて気持ちを伝えられて良かった。
伊勢谷の過去の行動も全て泰文を思うが故だと最後に分かり蟠りも溶けて恋人になれてホッとしたかな。
マルの存在が伊勢谷の泰文への気持ちを込めた将来を決めてくれたとか中々。
マルがとにかく愛おしかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●俺が、男と寝るはずがない。しかも、よりによってこの男と・・・!? <P>●どうして、こいつがここにいるんだ?11年ぶりに高校の同窓会に参加した泰文は、そこで天敵・伊勢谷と再会する。伊勢谷は泰文のファーストキスを奪った男でもある。こいつとは二度と会いたくない!と思っていたのに、目覚めると全裸でふたりはベットにいて
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同級生もの。何気に面白かった。1/3くらいエロシーンなんじゃない?でもそんなに超濃厚というわけではないけど。攻めの伊勢谷が獣医になったきっかけがある意味すごいと思った。動物を飼ったことのある人だと2人のこと以外にジ〜ンと来ちゃいます。
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ダンボールの中@未読
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●あらすじ●</br></br>
「俺が、男と寝るはずがない。しかも、よりによってこの伊勢谷と」</br>
高校の同窓会に参加した翌朝、清家泰文は全裸で目覚めた。隣には、やはり全裸の男が・・・。それは、泰文のファーストキスを奪った天敵で、獣医になった元同級生・伊勢谷だった!!愛犬マルさえいれば満足、クールでマイペースなはずの泰文だが、伊勢谷と再会してからは調子が狂わされっぱなしだ。なし崩しにエッチをしたり、快感に溺れたことを自己嫌悪してみたり。あんな男、大嫌いと思っていたはずなのに・・・!?</br></br>
●感想●</br></br>
朝起きたらベットの隣に男がいた・・・・・・定番パターンですねぇ。外資系の食品会社でアイスクリームの商品の企画開発をしている泰文。眼鏡のクールビューティーは好みなんで、この先の展開が楽しみです。
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記憶をなくすほど飲んだのは、29年の人生で初めてだ。朝起きたら隣に裸の男が寝ていたなんておぞましい事態も、もちろん。</br>
「いやあ、昨夜は凄かったよなあ」</br>
酔って、暴れでもしたのだろうか?酒癖は悪くないはずだが。泰文は言い知れぬ不安を感じた。記憶を辿とするが、頭の中は真っ白になったままだ。</br>
「搾り取られるかと思ったぜ」</br>
「なんの話だ?」</br>
さっぱり話が見えず、不安が募る。端的に答えればいいものを、持って回った言い方をする男が憎らしい。
怜悧に整った顔立ちの泰文が切れ長の瞳で睨みつけると、たいていの相手はその迫力に怯む。だが、伊勢谷は数少ない例外だった。昨夜の出来事を思い出すように髭が濃くなった顎を撫でながら、いっそうだらしなく頬を緩ませる。</br>
「お前、乱れると凄いんだな。ふだんクールなくせに、あんなに淫乱だって思わなかったぜ」</br>
「な・・・っ、い・・・!?」</br>
淫乱?日常会話ではあまり用いない単語なだけに、インパクトがあった。絶句している泰文をよそに、伊勢谷がにやにやと笑いながら続ける。
</blockquote>
全て伊勢谷の策略通り、泰文に迫っていた訳ですけど。泰文みたいなタイプはこんな風にしつこい位に圧されないと恋に落ちないんでしょうね。まるで隠居生活をしてるようですもの、マルさえいればいいって。
伊勢谷も、マルの体のこと分かりすぎるくらいに分かってたんで辛かったと思いますよ。でも、ここまで圧してきてたんだから最後もマルがいなくなって弱った泰文に付け込んでも良かったんでは・・・!?逆に泰文は伊勢谷に傍にいて欲しかったんじゃないかな、と思ったんだけど。思い出すと可哀想だと伊勢谷は思ったみたいだけど、たくさんマルの話をして、聞いてあげたほうが供養にもなるし泰文も早く立ち直れたんじゃないかな。
<blockquote>
「やめろ、マルが起きるだろうが・・・・・・!」</br>
「いいなあ、その台詞。子どもが寝てる隙にいちゃつく夫婦みたいで、興奮するぜ」</br>
「ふ、夫婦って・・・・・・馬鹿なこと言うな」</br>
こんなことで興奮するんじゃない。まともな獣医に戻ってくれ。しかし泰文の願いも虚しく、しっかりと熱を帯びはじめた塊が太腿に押しつけられた。</br>
「大丈夫、マルはいい子だからちゃんと寝てるさ」</br>
「いい子って、勝手なことを・・・・・・。ん・・・ッ」</br>
抗議の声は、ぶつかるように重ねられた唇のあいだに消えた。</br>
泰文の頬を包み込み、頑なに閉じた唇を溶かすように伊勢谷の舌先がまさぐってくる。器用に角度をつけて幾度も小さく啄まれて、くすぐったさに唇が緩む。その隙に、熱く濡れた舌先が嬉々として滑り込んできた。</br>
口内をねぶられて、舌を吸い上げられれば、とろりと甘い愉悦が生じる。</br>
どうして抵抗できなのだろう。今日はおかしい。マルが熱を出して、倒れたショックを引きずっているのだろうか。きっとそうだ。</br>
それと、たぶん---キスが甘いせいだ。</br>
伊勢谷のキスは、キャラメルアイスクリームの味がした。
</blockquote>
13年間にも及ぶ片思いが、やっと実ったのですね。伊勢谷にとって泰文は大切な人生を変える運命の人だったのですね。きっと泰文にとっても大切なマルとの思い出を共有する運命の人だと思います。だって、伊勢谷と再会してからの泰文の方が泣いて怒って人間らしい生活になったじゃないですか。</br>
お姫様から女王になる受と、強気なようで思慮深いちょっとヘタレ気味の攻・・・。最中に妙に強気になる伊勢谷が面白かったです。犬好きには+αの楽しさもあるのかなぁ〜。さくさくと読めて楽しいお話でしたよ。</br>
でも、やっぱり私は伊勢谷の家にはお邪魔したくないですねぇ〜、大の鳥嫌いなんですよ。モモイロインコ・・・怖いです。勘弁してください。
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