私立櫻丘学園高等寮 (SHYノベルス135)

著者 :
  • 大洋図書
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813011033

感想・レビュー・書評

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  • ★4.5
    学生モノな気分だったので手に取りましたが、萌えた!!
    攻めが受けを好きになった理由とか、少し消化不良な所があって、攻め視点の書き下ろしがあれば良かったのになぁ…と思いつつ
    でもまぁ、受けがぐるぐるするのにとにかく萌えたので、細かいことは気にしない!
    男子校の寮でホモ沢山ってちょっとファンタジーすぎ?と思わなくもないけどww
    さらっと気楽に読めるのでオススメです

    伊達×烏丸の主人公CPにはもちろん萌えたけど、烏丸と三尾のやりとりが可愛くて…!
    シリーズ集めたいと思います(*´∀`*)

  • のっけの二人のシーンからもうキレイなのね。
    学生寮モノは随分読んだけれど、これは随分静かでおとなしい感じ。そこがじわっと萌えツボを押してくるのです。
    シリーズの残り2冊も読んでみたい。

  • 寮です。大変おいしい設定です。
    流れる雰囲気は「トーマの心臓」・・・あまり現代っ子には見えませんでしたがファンタジーですので。

  • 王子様攻と学園ものは大好物なので、わたしはわりと好きでした。でも『秋霖高校第二寮』みたいなほのぼの暖かい感じはありません。むしろ、この作家さん独特の一歩引いてフィルムを眺めているような無機質な空気感があります。とにかくこの作家さんは行間を読まないことには何も始まらない。はっきりと言葉で書いてくれません。でも、そのもどかしさも個人的には結構ツボです。
    飛びぬけた容姿のせいで、周りからあらぬ誤解を受けている旭、いっそ一人でいる方がよいと誰ともなじまない。そんな旭の心を学園の王子様:伊達がやさしく揺るぎない求愛で溶かしてくれる。幸せ過ぎて怖い―そんな薄氷の上を歩くような心許なさ。その不安に応えるように、ある事件がきっかけで誤解した旭は一方的に伊達との関係を切ってしまう。お互い想いを残したまま別れ、でももう元にも戻れない。それなのに寮で同室になってしまうとか・・・きりきりするような切ない展開。しかも伊達の王子様っぷりは半端なくて、全然言い訳しない。責任の一端は自分にもあると堪える堪える。でも、これがわかりづらい・・・だから、なかなか仲直りできない・・・。結論的には、すべて旭の誤解でしたっていう・・・そんなオチ。なんか、こう書くとすごくしょうもない話みたいに聞こえる・・・。でも、どんどん恋していく、幸せ過ぎて怖くなる。すべて嘘だったと思ったときの絶望。切なくて切なくて苦しいっていう心の流れにはすごく共感できたよ。

  • 橘さんの本は2冊目なんですが、この人はキャラ作るのがうまいな!と思いました。
    ストーリーもだけど、キャラが引っ張る内容だと思う。
    ちょっと話が急に場面変わる印象がちょこちょこありましたが、概ね良かったかな。

    男子寮の話。色んな男に色目を使ってると揶揄されつ旭は、目立たないように無表情で日々を過ごしていた。ある雨の日「王子」と呼ばれる皆の憧れの男と知り合い、懐かれた。
    その日から旭の日常が少しづつ変わり始めて・・・。という感じの話。
    切なくてよかったな~。正直キャラのイメージと絵がさっぱり合わなかった(自分的に)んだけど、姫城とか三尾とか脇キャラもよかったです。

  • 橘先生の本は二冊目。期待通りに良かった!
    描写も分かりやすく、思い浮かべやすく挿絵も綺麗で申し分ないですね。
    ただ、欲をいえばラブラブ…(ネタバレですが)
    だった別れてしまう前の時期をもう少しエピソードとか書いて欲しかったなぁって思う。もっと感情移入出来たのかなって思った。
    まだ好きなのに勘違いの上の裏切られたと思ってボロボロになってくのとか、抱いたとふっかけられてカッとなるとこがすっごく胸キュンだった♥

  • 寮モノの傑作。今まで読んだ寮モノの中で一番寮という設定を生かしつつ話が面白い上キャラクターも秀逸。会話のレベルの高さが高校生離れしてるけど、全体的にお洒落で素敵。

  • ストーリーは良かったのですが、文章が苦手でした。

  • ストーリーとかいいと思うんですが。

  • 見てのとおり、男子校の寮のお話です。男子校の寮というと有名な漫画がありますよね…。『ここはグリーン・ウッド』っていう。深夜枠で実写ドラマもしてた。あの乙女の妄想をぶち壊した素敵な漫画(読んでいない方は、ぜひ一読を!)。
    子羊ちゃんがいる寮よりもそういう野郎がいる寮が好きですv(レビュー予定の本は子羊ちゃんいるのに大胆発言だな、自分)
    男子校の寮なんて絶対に色気なんてないと思うんですよ!
    たとえ、アイドルになれそうな可愛い男の子だって骨格は男だもん!
    二次元と三次元は違うんだもん!(←何に向かって言ってるんだ?)
    あ、なんか違う方向に話が行ってしまった。
    とにかく!
    この寮の子羊系のなさがリアリティ感を出しているのではないかなと思います。

    話は、オーソドックスでくっついて→別れて→よりを戻す、という段階を踏むのですが、時間の流れにすっと乗れてしまいます。
    1冊で約1年という時間をかける作家さんは、最近では、なかなか出会えないと思います。(私が知っているのは七地寧さん…)季節ごとに要所をしめている。つめたのに、無理がない。
    一つ一つのイベントをとっても無理なく心情に入るこめる感じでした。

    登場人物たちも魅力的です。
    旭は、初めて男に襲われてから頑なで(1年で2回はね~)。でも実は少林寺を嗜んでるから強い。
    伊達は、王子と言われるだけあってきらきらしてます(笑)。泰然として見せようとしている。自己弁護をもう少しすればこじれなかったのに。
    旭の同室の三尾は、アイドル顔をしているのにいろいろ落第(?)していて普通の高校生と変わりない。これが普通なんじゃないかな~
    格好いいのに言動で格好いいと感じさせない寮長の姫城に、寮内で一番綺麗なのに一番辛辣な先輩・松嶋。
    そんなみんながわんさといる寮。

    閉じてしまった世界に懐かしさを感じさせられる作品です。

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