- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784813012825
作品紹介・あらすじ
大学の研究室で建築史学を専攻する藤森は、ドイツ人のユリアン・ルーデンドルフ公が所有する旧蜂ヶ谷伯爵邸へ学術調査に訪れた。深い森に囲まれた古い館に住むのは、寡黙な大男のユリアンと二匹の猫、それと無愛想な召使いたち。山奥すぎて携帯は圏外だし、テレビもラジオもなく、敷地は広大で出かけることもできない。そんな閉ざされた空間に初めは戸惑っていたが、無骨な熊男だと思っていたユリアンの別の顔を知り、藤森は俄然楽しくなってくる。おまけに朝靄のなか森を走る神秘的な獣を見かけて-!?
感想・レビュー・書評
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人狼や猫又だとか童話のような世界観のお話で面白かったです。もっと読んでいたかった~こういうファンタジーすごく好き!ユリアンの狼姿もとってもキレイでかっこいいし、普段の姿もすごい可愛らしくて魅力的な人だった~。ほんとワンコって感じ(笑)ケンジに一目惚れしたから来たとかめっちゃ健気!ワガハイがパウルでヒルゲがゲスナーっていうのは途中からそうなんだろうなと思ってたwパウルがケンジに対して友好的になったとこ読んでみたかったな~。
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モフモフ。
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良かった。あらすじと表紙でなんとなく読める内容だったけど、攻の性格が予想外にツボでした。かなりの美形なのに内面は繊細。それでいて恋人には情熱的でスキンシップ過多。極めつけがその正体ゆえの…(ネタバレにより自粛)このキャラにはやられた。受が攻を愛しむ気持ちがよくわかります。
物語の雰囲気も良く、ファンタジー色の強いこの作品に合う心地よい読み応え。萌えもあってキュンキュンしました。とても好きなお話です! -
可愛いファンタジーでしたねぇ。私こういう雰囲気好きですね。 モフモフでしたねぇ。そしてこの攻がめちゃめちゃ可愛いですねぇ。 だから可愛らしいファンタジーっていう印象があるのかもしれないけれど。 最初は受視点から始まるのでこのまま行くのかとおもったんだけれど、途中から攻め視点も入ってきて、 そしたらまぁなんて可愛いというか繊細な性格で、しかも受に一目惚れ! 森の中でゆっくりと進んでいく可愛らしい恋愛っていう感じですごく良かったです。
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童話ベースでサクッと読めちゃうのですが、攻めが受大好きの甘々な所が良かった。現代日本が舞台なのに人狼も貴族もぴったりはまって違和感なし。さすが、かわい先生。
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表紙絵が素敵です。お話の雰囲気も素敵です。
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事件という事件は起きないですが、とても穏やかでしっとりした恋愛ものです。
私的には、貴族・人狼・森とくれば事件も起きるのかって期待しすぎちゃったかも。
もっとドラマチックな展開を求めちゃいましたね。
かわいさん風の寓話という今までにないジャンルで、ハッピーエンドで良かった。でももうすこし読んでみたかったです。