昭和幻景 消えゆく記憶の街角

著者 :
  • ミリオン出版
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本棚登録 : 50
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (155ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813021087

作品紹介・あらすじ

再開発の名のもと、激しく変貌を続ける平成の都市空間に、異景となって沁みつく街角の残映を訪ね歩いた忘れじの紀行写文集。失われゆく街並みと建物の貴重な写真を多数掲載。

感想・レビュー・書評

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  • 昭和を振り返りまくりですが、この本はちょっとちがうかなあ。
    僕は昭和の街並みやお店にノスタルジーを覚える方なので、廃墟にはそんなに興味無いんですよね。元気に活動している昭和な商店街とかが好きなので。
    10年以上前の本なのでもう無い建物が沢山有るんだと思いますが、九段下ビルのそばで働いていたはずなのに記憶が無い(笑)
    町が新しくなっていくのは町が生きている証拠なのでいい事なんですが、やはりそこに昭和を探してしまうんです。

  • 幻のような街の写真集。写された風景の中には必ずと言っていいほど、近代的な街並みが見えている。
    そんな街の中にエアポケットのようにそれは存在しているのだろうな。

  • 意外と身近にこのような風景はあったのだが、これは消えていく風景なんだろう。
    知っている場所が出てきてちょっと面白かった。

  • 『昭和の風景を記録した写文集!!東京・神奈川・名古屋・大阪・仙台ほか、主要各都市の38地区を掲載! 』とありますように、この本は昭和のテイストを色濃く残す風景を写真と文章で切り取ったものです。

    「東京裏路地食紀行」シリーズの二冊で、そのときにものすごくこの写真集に写っているような昭和テイストあふれる風景というものが、僕の心ををそそりましてね。今回ここに上げた写真集はその写真を撮ったカメラマンとライターによる消えゆく路地や飲み屋街や商店街などを撮影したものとなっております。

    僕が東京にいたトキに、闇市の影を色濃く残す旧赤線地帯などのいくつかはかつて僕も東京にいたころに歩いたことはありますが、まだまだ知らないところがあったんですね。

    地元に戻ってから自分でもこういう写真を撮りためておりまして、いずれ機を見て発表しようと思っています。でも、こういう風景は「再開発」の名のもとにどんどんと取り壊されて、今では駐車場やさらちになっていたり、はたまたインテリジェントビルが建っているものも少なくありません。

    当時の在りし日の姿を今に伝える貴重な資料として、この本は手元に置いておきたいところです。

  • 資料用

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著者プロフィール

1962年生まれ。ライター。
映画、庶民史、酒場ルポ等のテーマを中心に雑誌・書籍に執筆している。
主な著作に「東京戦後地図 ヤミ市跡を歩く」(実業之日本社)、
「辺境酒場ぶらり飲み」(リイド社)、「消えゆく横丁: 平成酒場始末記」 (筑摩書房)など。

「2022年 『失われゆく娯楽の図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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