給食アンサンブル (飛ぶ教室の本)

著者 :
  • 光村図書出版
3.97
  • (41)
  • (35)
  • (38)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 549
感想 : 51
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784813800781

作品紹介・あらすじ

転校先の学校に馴染むのを拒む美貴、子どもっぽいのがコンプレックスの桃、親友の姉に恋をする満、
悩める人気者の雅人、孤独な優等生の清野、姉御肌で給食が大好きな梢。
6人の中学生たちの揺れる心が、給食をきっかけに変わっていく。
やさしく胸に響くアンサンブルストーリー。
「七夕ゼリー」「マーボー豆腐」「黒糖パン」「ABCスープ」「ミルメーク」「卒業メニュー」の6品がつなぐ連作短編集です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 思春期の子の心情がよく描かれている。中受用に6年生の息子に読ませたら面白かった、とのこと。私はミルメークが良かった。息子はゼリーが良かった、とのこと。読みやすく瑞々しい。

  • 登場人物それぞれのドラマが、中学生活を思い出して懐かしい

  • 群馬県出身の作家さん。
    よく県内の書店や学校の図書館に置かれていたのを見て、小中学生むけだけれども気になったため読んだ。

    大人でも、(特に大人は)給食を思い出して懐かしい気持ちになれると思う。
    出てくる品に対する思いがそれぞれあって面白かった。
    また、中1という子供と大人の狭間で揺れる心、悩みもがく、そんな姿も愛おしく思えた。

  • 私は給食のない学校なので小学校の頃の給食を思い出しながら読みました。最初は脇役だった人物も後から複雑な事情を抱えていたりしてとても面白かったです。給食、もう一度食べたいな。
    最後は感動します!

  • 読んだ4年生と5年生がおもしろいといっていたから読んでみる。
    6人の同じクラスの中学生が紡ぐアンサンブル。それぞれの揺れる心が給食をからめて成長していく。自分の思う自分と他人から見た自分はこんなにも違う。みんなそれぞれそのままでいい。
    飛ぶ教室の本か。さすが。 

  • 給食を中心に6人の中学生の移り変わる心を書き留めてある。
    爽やかな読後感

  • すごく素敵な話だった。

    ずっと美貴の話が続くのかと思っていたら違っていたけれど、一人一人の話にじーんとしてしまった。如月かずささんは心の中を描くのが上手だ。

    ABCスープは初めて聞いたけれど、なんだかどの給食にも思い出がこもっているよう。私が食べている給食にも思い出があるのだろうか。深く考えさせられた。

    給食アンサンブルは二巻もあるので、そちらも読んでみたい。

    • たださん
      さわわさん、こんばんは。
      お久しぶりです(^^)

      ミルメークについて、コメントしたのが、今となっては懐かしくて、良い思い出ですよね(*´ω...
      さわわさん、こんばんは。
      お久しぶりです(^^)

      ミルメークについて、コメントしたのが、今となっては懐かしくて、良い思い出ですよね(*´ω`*)
      ちなみにABCスープは、私も知らなかったです。

      さわわさんのレビューで、本書が給食の良さに加えて、クラスメイト6人の中の、似たもの同士の面白さと、その共通性による世間の狭さに、却って、励まされた思い出がよみがえりました。同じ悩みを抱えている人は、案外近くにいるのだなと。確かに素敵な話だと思います。

      私も早く、「給食アンサンブル2」を読まねば(^^;)
      2023/07/17
    • りりうさん
      たださん、こんにちは。

      ほんとですね、私もたださんとなおなおさんとコメントしあったことを思い出しながら感想を書きました。ABCスープ、給食...
      たださん、こんにちは。

      ほんとですね、私もたださんとなおなおさんとコメントしあったことを思い出しながら感想を書きました。ABCスープ、給食に出る学校はあるんでしょうか?自分の名前のアルファベットが入ってたら嬉しい……(*´∇`*)

      これからもよろしくお願いします!
      2023/07/19
    • たださん
      さわわさん、こんばんは。
      お返事ありがとうございます(^^)

      ABCスープ、気になって調べてみたら、1970年代に群馬県桐生市で発祥だとか...
      さわわさん、こんばんは。
      お返事ありがとうございます(^^)

      ABCスープ、気になって調べてみたら、1970年代に群馬県桐生市で発祥だとか、2000年代に神奈川県藤沢市で考案されたとか、まちまちでして、どうやら時代というよりは、地域によって、左右されるようです。
      少なくとも、私には無理な話ですが、もしかしたら、さわわさんには望みがあるかもしれませんし、確かに、実際に見たら、自分の名前探したくなりますよね(*´∀`)

      こちらこそ、これからもよろしくお願いいたします(^-^)
      2023/07/19
  • 中学生活をめぐる連作短編集。

    どのストーリーも感動した。
    ほっこり、元気になる。

    ABCスープ、七夕ゼリーが特に良かった。

  • 「転校先の学校に馴染むのを拒む美貴、子どもっぽいのがコンプレックスの桃、親友の姉に恋をする満、
    悩める人気者の雅人、孤独な優等生の清野、姉御肌で給食が大好きな梢。
    6人の中学生たちの揺れる心が、給食をきっかけに変わっていく。
    やさしく胸に響くアンサンブルストーリー。
    「七夕ゼリー」「マーボー豆腐」「黒糖パン」「ABCスープ」「ミルメーク」「卒業メニュー」の6品がつなぐ連作短編集です」

  • 七夕ゼリーやミルメークといった給食が鍵となり、中学生6人の揺れる気持ちを繋いでいく連作短編集。YA向けの本だけど大人も楽しめる。

全51件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1983年、群馬県桐生市生まれ。東京大学教養学部卒業。『サナギの見る夢』(講談社)で第49回講談社児童文学新人賞佳作を受賞。『ミステリアス・セブンス―封印の七不思議』(岩崎書店)で第7回ジュニア冒険小説大賞を受賞。『カエルの歌姫』(講談社)で第45回日本児童文学者協会新人賞受賞。その他の作品に、『シンデレラウミウシの彼女』『スペシャルQトなぼくら』(講談社)、『給食アンサンブル』(光村図書出版)、『七不思議探偵アマデウス!」(静山社)、「ミッチの道ばたコレクション」シリーズ(偕成社)「なのだのノダちゃん」シリーズ(小峰書店)ほか多数。


「2023年 『YA!ジェンダーフリーアンソロジー TRUE Colors』 で使われていた紹介文から引用しています。」

如月かずさの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×