- Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
- / ISBN・EAN: 9784816334962
作品紹介・あらすじ
本書は、私たちの実体験・脳とニューロン・遺伝子とタンパク質の3つのレベルから、記憶のしくみをわかりやすく解説。さらに記憶力をのばすための知恵も紹介する。
感想・レビュー・書評
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このシリーズは全てそうだが、図鑑のように網羅的に載っている。
また、専門用語が多い読みにくい
ただし、図が多いので、そちらはわかりやすい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
記憶力は歳をとるとともに劣れて行くモノと思い込んでいたが、鍛えればいつまでも鍛えられるモノではないかと感じた。
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中盤以降ちょっと眠くなる。
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「記憶」を通して見る脳や遺伝子の世界。
第1章、第2章は記憶や脳についての大まかな話が分かりやすく書かれており、いかに脳が不思議な働きをするかという点がとても面白く読める。前頭前野を損傷した人はどうなるのか、とか脳手術で性指向を転換させようとしたなんて話は怖いけど興味深い。第3章から第5章までは文系にとってはとっつきにくい「Lグルタミン受容体」とか「カルシウムイオン」とか、説明を見てもピンとこないので斜め読みしてしまった。ところでp.104の「おばあさん細胞仮説」の批判のところで「有限個の細胞で無限の対象を認識する」というのはまるで言語の仕組みみたい(有限個の音素で無限の文を…)だし、p.112の赤ピーマンの認識で出てくる個々のニューロンは意味素性に分ける成分分析の話みたいで、個々のニューロンが何に反応しているのか具体的に全部分ければ何か言語学の研究にとってもおもしろいものになるのではないかとか思った。(08/10/23)