放射線と放射能: 絵と文章でわかりやすい! (図解雑学)

著者 :
  • ナツメ社
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784816342554

作品紹介・あらすじ

放射線や放射能は有害なもの、と思っている人は多いはず。しかし、レントゲンやCTスキャンなど、人の命を守る医療の現場では、すでに、なくてはならないものになっているのも、厳然とした事実です。また、とかく恐ろしいもの、との認識はあっても、ではどんなところが恐ろしいのかは、あまりに知られていません。そこで本書は、放射線と放射能の違いだけでなく、人体に害を及ぼす理由、放射線の種類とその特性、被害から効果的に身を守る方法など、これだけは知っておきたいことを、豊富な図を使って丁寧に詳しく解説しました。

感想・レビュー・書評

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  • ふむ

  • 恥ずかしながらプレゼン資料作成の入門書として。。
    非常にわかりやすくまとまっている良書。
    放射線測定器について軽く触れてくれているのも嬉しい(プレゼンの本命は測定器についてなのだが、本書では放射線について大まかにしれればよい、という程度の期待感だったため)

  • 原発

  • 最近なにかと話題なので。
    正直元素とか全く意味が・・・・。
    5章くらいからの生活に関わるあたりから面白いです。
    お風呂の「ラドン」が放射線として賛否両論というのは知らなかった。

  • 請求記号・539.6/An  資料ID・100054896

  • 基本を勉強しようと思った時結局行き着くのがこの図解雑学シリーズ。
    特に、話題になっている時こそ悪書が乱立するもの。それ以前に出版されていたこちらは一般向けの入門書として信頼度が高い。

    というか、私は放射線の危険性云々ではなくその仕組みを確認したい、素粒子勉強の延長、というつもりでこの本を手に取った訳だが、その内容は非常に満足のいくものだった。

  • 正しく知り、正しく恐れよう、もあるけれども結局のところ想像のつかないものに対する知的好奇心でもある。読んでみると、科学って数学って凄いというしょぼい感想と、放射線や放射性物質というものがあまりにも身近な存在であることを知ることに。

  •  図解でわかりやすく書いてある。前提知識なくても読めそうだけど,オージェ効果とか,β崩壊は三種類あることとか,結構細かいことも解説されている。
     なるほど,と思った話題いくつか。自然界には90の元素があるけど,最も重いウランは92番元素。計算が合わないが,43番のテクネチウム(Tc)と61番のプロメチウム(Pm)が,安定同位体を持たないため欠番になっているから。ちなみに94番のプルトニウムは天然にはない。地球ができたころはあったのだろうが,最も長いPu244でも半減期が8000万年で,46億年の間にほとんどなくなってしまったから。
     放射線防護の章に,レントゲンの助手の手の写真が載っていた。エックス線被曝で関節が変形して痛々しい。あのエジソンの助手も,エックス線被曝で癌に陥った。キュリー夫人が白血病で亡くなったのは広く知られている。

  • 最初は、うむうむ、ほぉ~、へぇそうなんだ。と思いながら
    読んでましたが、
    途中からよく分からなくなってきた・・・
    第2章の「放射線の種類」を読んでる途中で挫折。
    私の頭で理解出来なくなってきた。
    ゆっくり一つずつ理解しながら読めば良かったけど、
    もういいや、って諦めちゃった・・・
    第3章の「放射能の種類」もさ~っと飛ばしちゃった。
    図書館に返却しないといけなかったから、
    また見つけたら、読んでみます・・・

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著者プロフィール

1940年生まれ。東京大学理科1類に入学。1962年、工学部原子力工学科第1期生、続いて、大学院修士・博士課程を修了して1969年工学博士。同年、東京大学医学部放射線健康管理学教室(文部教官助手)となり、1986年、立命館大学経済学部教授、88年、国際関係学部教授。1992年、立命館大学国際平和ミュージアムの設立とともに館長代理(館長は、故・加藤周一氏)、1995年より館長、2008年より名誉館長。2006年4月より、立命館大学特命教授・名誉教授。2011年3月に退職し、4月、Anzai Science & Peace Office(略称:ASAP)を創設、科学教育および平和創造に関する多様な活動に取り組む新たな体制をスタート。専門は、放射線防護学、平和学。
著書に、『放射線技師のための数学』『放射線技師のための物理学』(放射線取扱技術研修会)、『日本の原子力発電』(新日本出版社)、『原発と環境』(ダイヤモンド社)、『からだのなかの放射能』(合同出版)、『地球非核宣言』(水曜社)、『中性子爆弾と核放射線』(連合出版)、『クイズ反核・平和』『科学と非科学の間』『放射能そこが知りたい』『原発そこが知りたい』(かもがわ出版)、『「がん当たりくじ」の話─国境なき放射能汚染』(有斐閣)、『語り伝えるヒロシマ・ナガサキ』全5巻(新日本出版社、第7回学校図書館出版賞)、『語り伝える沖縄』全5巻(同、第9回学校図書館出版賞)、『語り伝える空襲』全5巻(同、第11回学校図書館出版賞)、『人はなぜ騙されるのか』(朝日新聞社)、『霊はあるか』(講談社)、『だます心 だまされる心』(岩波書店)、『だましの心理学』(PHP研究所)、『放射線と放射能』(ナツメ社)、『日本から発信する平和学』(法律文化社、池尾靖志氏と共編著)など多数。

「2011年 『家族で語る食卓の放射能汚染』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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