- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784816362934
作品紹介・あらすじ
「へんないきもの」シリーズの著者がつづる、生物の「愛の形」がつまった1冊! メスのために「あずまや」を建てるオオニワシドリ、水面に浮かんで“イナバウアー”をするホオジロガモ、海底にミステリーサークルをつくるアマミホシゾラフグ…。生物の求愛行動には様々な形があり、美しさ、おもしろさに満ち溢れています。本書ではそういった求愛行動にスポットを当て、美しい写真とともに、その行動の理由などを面白おかしく解説していきます。
感想・レビュー・書評
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実に妖艶なる写真集である。そして、今更ながらに昔読んだ『へんないきもの』のこの著者わ果たして男なのか女なのか。ググッたりわしないで、永遠の謎のままで良いw。
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哺乳類、鳥類、両生類、昆虫類などの求愛行動を1枚の写真と、動物番組にありがちな寒い文章で紹介している。
フキナガシフウチョウが一番好きかな。 -
実に面白く興味深い.
雌は雄の尻の穴を覗き込む形になるアカカザリフウチョウ
夫婦揃ってヒトデを生きたまま貪り食う愛のヒトデナシなフリソデエビ
頭頂水色首筋黄色羽は赤色足は青色尾羽はクルリン何が彼をそうさせたのかアカミノフウチョウ
ぽってりしててそれでもやっぱりカワイイと言いたくなるでも雄だけどアフリカミドリヒロハシ
半分のハートというと切ないオショーネシーアノール
敵を驚かすのにも使うであろう背ビレを愛にミヤケテグリ
原色バリバリのテカテカに目がチカチカする美しいゴシキノジコ
死んで川面にプカー……にしか見えないあの目がまた笑い転げるホオジロガモ
美脚をチラ見せハエトリグモのヨートゥス・レムス
高々とその美脚を上げるナガレガエル
雌に尿をぶっかける……愛のフェロモンをマダラアグーチ
尻から毛が12本雌を撫でまくるんやでジュウニセンフウチョウ
ドリルやチェーンソーの音まで真似られるらしいぞ雌にそれが響くのか? 喉の筋肉が異常に発達しており色々鳴き真似ができんるだってコトドリ
赤い頭と黒い体に黄色い足そして羽の振動を用いたムーンウォーク目立つだけは目立つキモモマイコドリ
確かにこれは説明がつかない目に見える青い二つの点はなんなんだこんな事されて自分の周り跳ねられると飛んで逃げるぞカタカケフウチョウ
その飾り羽は邪魔にならないのかフキナガシフウチョウ
何故逆立ちするのかアオフウチョウ
フウチョウの住む森に天敵はいないそうで彼らがあれほど多彩に進化したのもそのおかげのようだ.しかし,その美しい姿を求めて剥製にせんとするこの地球上で最も危険な生物に目をつけられてしまった.
二羽して何故か水上を走るカンムリカイツブリ
雌雄同体だけど別個体に出会って精子を交換して受精させた後生殖器官は切り捨ててしまうカラフルなセトリュウグウウミウシ
翼で輪っかを作ってくるりくるコウロクフウチョウ
もうフウチョウはわからない羽を広げて仁王立ちからのダンスその頭の飾り羽は邪魔になないのかカンザシフウチョウ
6/100秒の間に3回も高速ステップを踏んで求愛する激しいセイキチョウ
粘液でぶら下がり絡み合い受精させるマダラコウラナメクジ
青いサンダルでお散歩すればあら不思議カップル誕生のアオアシカツオドリ
金の玉ではなく青い玉のサバンナモンキー
サカナピョコピョコミピョコピョコ合わせてピョコピョコムピョコピョコのロウソクギンポ
精包渡すと急いで逃げなきゃ食われる青いダイオウサソリ
雌への求愛と雄への威嚇を体色で同時にこなすアメリカアオリイカ
庭師で建築家で芸術家のオオニワシドリ
青へのこだわりなら鳥一倍アオアズマヤドリ
巨大な建造物を造り色とりどりの芸術を並び立てる庭師チャイロニワシドリ
海底のミステリーサークル仕掛け人アマミホシゾラフグ
身を寄せ合い天を仰ぎ嘴を絡ませ愛を語るシロカツオドリ
威嚇も求愛も口一つオオカズナギ
角こそ男の全てアカシカ
ハーレム獲得のために日夜戦い続ける雄たちの傍らで全く雌は無関心なミナミゾウアザラシ
赤い喉袋を膨らませ雌に押し付けこれでもかと猛アタック押しピンさしてみたいグンカンドリ
繁殖期になぜかヒゲの生えるウーメイヒゲガエル
雌のフェロモンを放ち雄を騙くらかして暖をとり敵からも身を守る雄もいるガーターヘビ
雌に偽装して雄の愛を受けるのもいるというよくわからない貴族なエリマキシギ
鳴き上手な雄に惹かれるが下手が鳴き出すとそれまで見向きもされない二番手三番手もモテ出すトゥンガラガエル
雌の出す極微量のフェロモンを感知することだけに文字通り命を賭けるアメリカオオミズアオ
亀の上に亀が掴まり更に亀がその上に掴まる掴まれる雌は堪ったものではないアカウミガメ
一夫一婦制だけど浮気や略奪愛もあるマゼランペンギン
求愛の取引にされる蜂にとっては災難であるヨーロッパハチクイ
求愛の取引にされる蝿にとっては災難であるガガンボモドキ
魚を求められるだけ求められる雌に食い逃げされるヒメクビワカモメ
逃げる雌を追う雄どこまでもどこまでもベニジュケイ
北極圏で雄はただただ雪の上を雌を探して彷徨うホッキョクグマ
巣作りに人生を賭けるキムネコウヨウジャク
三時間に全てをかけて雄は飛び立つカゲロウ
石が全てのアデリーペンギン
優雅な夜の光ゲンジボタル
男は無用な女系戦闘集団ブチハイエナ
愛に全てを燃やす雄ブラウンアンテキヌス
雄はいつしか雌に取り込まれるインドオニアンコウ
嘴はカスタネットのコアホウドリ
雄を巡って雌が争うヤドクガエル
出産から育児をこなす雄タツノオトシゴ
おしどり夫婦とは名ばかりオシドリ
死ぬまで添い遂げるタイリクオオカミ
毎年同じパートナー一夫一婦制の珍しいマツカサトカゲ
愛の歌かは知らないが数十キロ先までその声は届くと言われるザトウクジラ
愛は地球を救うボノボ -
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