- Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
- / ISBN・EAN: 9784816707377
感想・レビュー・書評
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新聞記者の主人公が取材を通して《食》に改めて触れ、考えを巡らせる話。
まだ若いからと外食・飲酒などの不摂生をしていた主人公が、改心して食生活を見直す…というわけではなく、「もしかしたら、ちょっとまずい…かも?」くらいの塩梅なのが、脅迫にも押し付けにもなっていないのでちょうどいい。「今までの食生活をスッパリやめるわけじゃない、でも何も思わなかったわけじゃない」というのが、まさに「半歩先」の表現といえる。
主人公はあくまで取材をする側=直接先生に指摘されたり怒られるわけではないので最初は他人事でも、そこから自発的に自分を顧みるので好感が持てる。若者らしく自分本意っぽいところはあるけど根は素直な子のようだから、主人公につられて読者も考えることができるんじゃないかな?
巻末のレシピも、自炊しない主人公が教える体裁となっているので普通のレシピでは出てこない表現が新鮮だし(「『あちっ……』じゃなくて『熱い』」とか)、料理初心者の人にもわかりやすそう。
絵柄は青年誌っぽいけど等身は低いので学習漫画っぽさもあり、大人でも子どもでも受け入れられそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容は一つ一つ衝撃的。自分の無知を恥じた。
魚戸さんの作画も素晴らしい。 -
まんがじゃないところは漢字がむずかしくて読めなかった。
けど、食べることやかむことやうんちは大事だと思った。 -
食と健康に関するコミック。医食同源は、ある程度事実だ。
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本当に素晴らしい本だと思います。本が好きでない方々にも、楽しく「大人の食育」が学習できる本として、強くおススメです。
一般書籍の方を読んだ方がより詳しいのでしょうが、尊敬する魚戸おさむ先生の作画なので、マンガ版を買いました。
・毎日の食事が未来の自分
・思春期内科での食育の必要
・食が変われば家庭が変わる
・母乳=血液!
・かまないでいい食事→顎が弱くなる→顎関節症の増加
・咀嚼力は生きる力!
私がものを知らなかっただけですが、母乳は乳房に流れ込んだ血液が酵素の働きで白くなっているだけで、ほとんど血液に近いものだという話には衝撃を受けました!
だからこそ、母体が摂取した食事が母乳に如実に反映するのですね。「母が摂取した食べ物→血液→母乳」
何となく適当に食事をとっていれば、身体の神秘が適当に調節してくれて自分を生かしておいてくれる。少し前まで自分はそういう感覚だったような気がします。 -
第三話の母乳に味があって、赤ちゃんが美味しくないから嫌がるという話は衝撃的だった。で、美味しくない母乳の方は赤ちゃん可愛くね〜って事で虐待する訳か。江戸時代の母乳が1番美味しかったに違いない。これから先の時代、和食を作る愛と母性あふれる母親なんて、働くママにあり得るのか。いや、あり得ない。余裕のある専業主婦ならあり得るのか。いや、もっとあり得ない。毎日3000円のランチをお食いになられるが、赤ん坊と旦那は粉ミルクとスーパー惣菜定食が関の山だろう。退院時、フランス料理を出す病院で産もうと考える妊婦が増えているのと、若い人向けに作ったと言うコミック編が1巻しか出てないのが証拠に。
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食事の大切さを再認識させてもらえます。自分の大学時代はひどい食生活だったなぁと改めて反省。今の体調の悪さはそのときのツケなのかもしれない。漫画なのでサラッと読めるのでオススメ。特に若い世代の人に読んで欲しい本ですね。
「食生活を見直すこと それは命を貯金することである」 -
11月11日、アサヒビール本社で聞いた、内田美智子先生の講演会より、西日本新聞のコラムの1つを漫画化。食べる事、生きる事、自分を大切にする事。読みたい。
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友達に借りて読みました。
マンガだと、すごく心にズシンと響きました。
四ミリ角の豆腐の味噌汁、これが愛情というのが、とても気になり、早速実践。
いつもなら、2センチ角くらいでした。
しばらくやってみようかな。