高校野球 敗者の教え

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  • 日刊スポーツ出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784817203090

作品紹介・あらすじ

"野球必敗法"69から学ぶ負けないチームへの道標。

感想・レビュー・書評

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  • チェック項目9箇所。「どうすれば勝てますか?」、高校球児や指導者からよく受ける質問だ、だが、必勝法はない、あるとすれば、「こうすれば必ず負けますよ」という”必敗法”、それを知り、それをなくすよう練習していくことで負けにくいチームになれる。時間は元に戻せない、やってしまったことではなく、今、ここで何ができるかを考え、冷静にプレーをする、プレーが続いている限り、決してあきらめない。現代は情報化社会、どこの誰が何キロ出したというのは、すぐにインターネットなどを通じて広まる、たった1球でも、150キロを投げれば150キロ投手と言われる、それが高めの抜け玉であっても……、それよりも大事なのは、常時何キロなのか、ストライクの取れる球が何キロなのかだ、打つ方も投げる方もスピード表示に惑わされずに、いつも通りやれるか、これが敗戦を引き寄せないための必須事項だ。イチローでも2ストライクからは3割打つのは難しいのだ、捨てる勇気と狙う姿勢、これが、勝つためには欠かせない。世間的には中京大中京相手に1点差でよくやったと言われるだろう、だが、勝負をしている以上、勝ちにいかなくてはいけない、惜敗で満足していては、前に進めないのだ。誰もがアウトと思うような打球を確実に処理し、3つのBさえなければ、大崩れすることはない、必ず勝つチャンスは来る、当たり前だが、最も大事なこと、毎日、意識して練習してもらいたい、3BとEを少なくし、「JK」(準備・確認)を徹底する。「勝ってもエラーが3つ、4つ続いたら、ノックしかしません、近い距離でのノックです、選手は『ウチの監督、いつになったら終わるんかな。甲子園まで来て』って言いますけど、それは甲子園行ってもやりますね、失敗したら」

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著者プロフィール

田尻賢誉(たじり・まさたか)スポーツジャーナリスト。1975年12月31日、神戸市生まれ。学習院大卒業後、ラジオ局勤務を経てスポーツジャーナリストに。高校野球の徹底した現場取材に定評がある。『智弁和歌山・髙嶋仁のセオリー』、『日大三高・小倉全由のセオリー』、『龍谷大平安・原田英彦のセオリー』、『明徳義塾・馬淵史郎のセオリー』、『広陵・中井哲之のセオリー』(小社刊)ほか著書多数。

「2023年 『聖光学院・斎藤智也のセオリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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