- Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
- / ISBN・EAN: 9784819111249
作品紹介・あらすじ
小泉、安倍、福田、麻生、鳩山、菅-6代の総理はどこで決断を過ったか。わが国の立て直しに何をすべきか。日本再生の条件は総理にある。第26回正論大賞受賞。
感想・レビュー・書評
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右派の世界観を知るために読んだ。
「国家観」という視点から歴代首相の行動を評価しているが、その国家観が何なのかよく分からない。
要は「歴史を知って過去の恨みを忘れるな」ということかと思ったが、それだと米国に強く当たらないのと辻褄が合わない。
強い言葉でさまざまな人物を評していくが、結局思想ではなく派閥ありきの評価であり、それを踏まえずにこの本を手に取るのは危険に思う。
一歩距離をおいて読む必要がある本であり、オススメしづらい。 -
桜井さんの一つの意見?として頂いておきます
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平成の総理大臣を一刀両断!微笑みながら切りつける感じで総理も形無しって感じでした。
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2024・12・28 古橋
桜井さん独特の理路整然とした切り口が心地良い。国のリーダーたる者の責任感やリーダーシップの必要性やそれが欠如したリーダーを持つ国の迷走たるや悲劇である。今の日本がそれで国がどこを目指しているのか皆目見当がつかない、そんな政治やリーダーに対する国民の期待感も希薄である。特に外交では歴史の機微を知らない政治家がどれだけ国益を阻害しているか・・・。本書は震災前の著作だが、今の日本の様相を予見していた様で、改めて再読しても桜井氏の正論度には驚かされる。 -
宰相の条件とは?
確かな国家観をもつこと。
その為には、
深く歴史を学び、広く世界を見ること。思索の時間を己の為と、日本の為に確保し、考えを深めること。
心身の鍛錬を続け、自分が生きている評判などに決してふりまわされはしないという覚悟を身につけること。
小泉首相から6代の首相について
論説している。
共通しているのは、確かな国家観がないこと。そのための歴史観がないこと…