- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784820743842
感想・レビュー・書評
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もう一度基本行動のおさらいのため。
「何ごとも、基本を深めることが自在な応用力を高める道に通じます」
ほんとその通り。
毎度この基本行動というのは、マネジャー間である程度枠組みの認識をあわせておかないと、あまり期待する効果は発揮されないように思う。ゆえに、マネジャー研修が意味を持つのだと思う。人によっての違いが多少出るのは仕方なしだし、その違いがまた次の進化を生み出すようにも思う。でも、そうだからといって、人任せにしちゃいけない。芯が同じ方向を向いてないと。
・プレーイングマネジャー。管理者が第一線の仕事をするときは、「単なるプレーヤー」としてそつなく仕事をこなすのでは不十分。「管理意識をもってプレーにあたる」ことが重要。つまり、仕事の管理的意味を問うこと。誰に何を貢献するためにやっているのか、管理上の留意点は何か、改善の余地がないか。
・管理者の仕事は、「部下を通じて職場の成果を上げること」。管理者の業績は、部下の能力と意欲に決定的に依存する。
・3つのスキル:部下の仕事に関する理解力(専門能力)、部下との良好な人間関係を維持する能力(対人能力)、目標づくりと達成状況に関する判断力(総合判断力、コンセプチュアルスキル)。
→対人能力は、相手の取り組み姿勢次第で変わる自分がいるのは認識。
・部下は自由なる意志をもつ人格的存在。可能性を生かす。
→生かしきれない、というよりも生きる気がない、生かす場所がないときの対処法。そもそも成果志向になってない、自走させることまで求められると、これはこれでしんどいところあり。なんでも学校の先生症候群みたく、なんでも直属上司が、、、は限界あり。
・目標設定は、自己設定が原則。伝達ではなく、説明。目標決定に部下を参画させても、目標の最終決定権は上司。
・ライン管理者の方針形成の問題点:「高い数字目標と無方針(貧弱な方針)」は目標を確実にノルマに変えてしまう。
・スタッフ管理者の課題形成:職場内外の状況を的確に踏まえた、質の高い目標を見つけること。重要度の低い目標を定量化してそれらしくみせるとか、真に重要な目標探しを放置するとかはだめ。自職場の使命、存在理由を把握が大切。
・管理者の熱意が強圧的な雰囲気を醸し出す場合もある。
・部下に不信の念をもって接すれば、それがそのまま自分にはね返ります。
(2015年7月13日再読)詳細をみるコメント0件をすべて表示