外資系コンサルが実践する 資料作成の基本 パワーポイント、ワード、エクセルを使い分けて「伝える」→「動かす」王道70

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  • 日本能率協会マネジメントセンター
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820748991

感想・レビュー・書評

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  • 配置場所:摂枚普通図書
    請求記号:336.55||Y
    資料ID:95150489

    理解しやすい資料を作るアイデアが満載です。講義プリント作製の際に参考にしてます。
    (生化学研究室 大塚正人先生推薦)

  • 資料の見映えを良くするためだけのハウツー本が多い中、誰に何をどのように伝えるべきか?からまとめられているので、今までの自身の資料作成を再考する良い機会にもなった。

  • ・太字はヘッダー部のタイトルと本文部の見出し、本文部コンテンツの重要部分向け。下線は本文部の見出し(コンテンツには使用しない)。斜体陰影は使わない。
    ・スライドは、左→右、上→下、左→右→下、上→下→右
    ・文章はスリム化する。修飾表現を除いた最小限の文を作り、修飾表現を一つずつ戻し、文意を再現出来たら止める。
    ・定量表現を用いるのは、相手の意思決定に影響すると思われる個所にしぼる。準備大変だから。
    ・色を使うときは5種類。
    強調色(明るさ128)、基本色(明るさ64)、極薄色(明るさ32)、無彩色薄、無彩色濃
    ・ファイルが重い場合は不要なスライドマスタが存在する可能性あり。
    ・ISERROR関数で「#DIV/0!」を変換できる。

  • 主に、パワーポイントのスライドとエクセルのグラフの作り方について。この本は相当、具体的で実践的だ。単にどのようなステップを踏んで、どのような点に気をつければよいかが書いてあるだけではない。文字のフォントをどうするかとか、テキストボックスの余白は何ptにするのがよいのかとか、エクセルの表では外枠を実線で内枠を点線にするとかも書かれている。吹き出しの角型、丸型、雲型の使い分け(p.199)など、そんなに意識したこともなかった。スクリーンショットを多用して、具体的にこの項目を選んで値を入力して、といった具合だ。まさに手を取り足を取りをいった感じ。ここまで書いてある本は珍しいのではないだろうか。

    こうした資料の見た目を整えるテクニックは実はとても重要。単に見た目だけでなく、それが理解の混乱を回避するし、どうでもいいところにこだわってスライドの作成時間を浪費することもない。一方、きちんとどこかで学べることも少なく、こうした記述は貴重だと思う。例えば、エクセルのセル結合ではなく「選択範囲で中央」を使えというテクニック(p.124)は知らなかった。

    こうした具体的で細かいテクニックを除いた部分では良書だが、もっと上段の思考法に属するあたりはいまひとつ。当事者として書くか専門家として書くかという立場の違いと、6つの発想パターンが書かれている(p.46-61)。6つの発想パターンは、説明の論理構造PREPと組み合わせて説明されている。しかし著者が「ひらめき発見型」「トライ&エラー型」と呼んでいる二つの水平思考はPREPに馴染んでいない。PREPは論理的に整理して説明する仕方なので、発散的思考を旨とする水平思考とは相性が悪い。例えばトライ&エラー型の推論をPREPに整理している(p.55)が、文面を見る限り結論はPointだとしても他はすべてExampleに見える。

    細かなテクニックの解説のところで引っかかった箇所が二つ。エクセルのmax関数を使って各行の項目番号を採番する話(p.267)だが、row関数を使ったほうが良いのではないか。max関数を使うと先頭行を絶対参照で、最終行を相対参照で書くことになるし、そもそも行番号を提供するものとしてrow関数が用意されているのだから。複数の条件に合ったセルの合計値を返すのにsumproduct関数が紹介されている(p.277)のだが、2014年の本でもあるしExcel2010に対応してsumifを出すべきだろう。sumproductを用いる方法は直感的に分かりにくいし、何より行数が同じでないと使えないという欠点が大きい。

  • 使える本でした!知りたい情報が載っていて助かりました。

  • 大枠の作り方から、実際の資料の魅せ方まで幅広く一通りの説明がなされており、資料作成のバイブルになる。

  • 本を参考に資料作成を行わないと習得できない。

    PREP(主張、理由、事例、まとめ)を軸に
    二つのスタイルと六つの軸で構成することをまずは習得

    スケルトンの流れは、紙に落として作成する

    資料は、このスケルトン作成が7割、2割がドラフト作成。1割がフィックスと考えたい。

    7割のスケルトン作成を何発も繰り返し実施したい。

  • 4〜5

  •  タイトルだけ見るといわゆる「イケてるプレゼンをするためにコンサルがやっていること」系の本に見えてしまうが、内容は「Officeでの資料の作り方」という部分にもページをしっかり割いている。

     一般的な資料作成上の工夫については頭でわかっていても、実際にやろうとするとWordやPowerPointの設定がわからなくて、結局デフォルトか個別設定でやってしまいがち。
     本書は「わかりやすいWordやPowerPoint資料の構成」という総論の話だけでなく、レイアウトのコツや具体的なOffice上の設定の仕方など、すぐに明日から試せるTipsが充実している。

     「外資系コンサルに学ぶイケてる資料の作り方」も「MS Officeの使い方Tips」も、それぞれ単体でたくさん本があるジャンル。これをうまく掛け合わせたことで、「明日からすぐに役立つ」本になっている。
     きっちり研修する時間もなく、OJTで新入社員に資料の作り方を覚えさせなければいけないケースに対し、本書は非常に重宝するはず。

  • 済 今永?

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著者プロフィール

吉澤準特…コンサルティングファーム勤務。専門領域における日本支社の実務責任者を務める。IT部門に対するコンサルティングを手がけ、ロジカルシンキング/図解作成/文章術/仕事術/ファシリテーション/コーチングにも造詣が深い。著書:『超・整理術』(三笠書房)、『図解作成の基本』(すばる舎)、『資料作成の基本』『フレームワーク使いこなしブック』(日本能率協会マネジメントセンター)、『外資系コンサルのビジネス文書作成術』(東洋経済新報社)、『外資系コンサルの仕事を片づける技術』(ダイヤモンド社)など多数。

「2023年 『"はかどる人"の整理思考 仕事がスッキリ片づく4つのルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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