月の上のガラスの町 (シリーズ本のチカラ)

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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (127ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820804451

感想・レビュー・書評

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  • 17,8歳の女性が読んで楽しめる童話、ということで書かれたもの。きれいな、美しいとかそんな言葉が似合いそうな物語。

  • う~ん、児童書のコーナーにあったけど、これ、大人用ですよねぇ??

    と、思ってしまう1冊。

    未来の月での話。
    ショートショートが6つぐらい入って、それぞれが順番にきちんと並べられていて、全部で一つの作品になっているところはさすが。
    でも、ここに書かれていることを小学生には理解無理。

  • う〜ん、児童書のコーナーにあったけど、これ、大人用ですよねぇ??

    と、思ってしまう1冊。

    未来の月での話。
    ショートショートが6つぐらい入って、それぞれが順番にきちんと並べられていて、全部で一つの作品になっているところはさすが。
    でも、ここに書かれていることを小学生には理解無理。

  • 子供の頃、古田足日の本が大好きだった。
    この短編集は、彼の作品の中でも特に何度も読み返したものの一つ。
    それが、子供に勧めたい児童書の新シリーズに選ばれて再刊行されたらしい。嬉しい。
    (作者は違うけれど、やはり大好きだった「夏休みだけ探偵団」も選ばれていて嬉しい)
    どの作品も深い余韻を残すのだけれど、子供の私が衝撃を受けて愛したのは「アンドロイド・アキコ」。
    今読み返してもこれは見事。
    子供の頃は、アキコの愛と悲劇に酔っていたところも多分にあるのだけれど、これは他の物語には書かれていないものがある、と言葉にはならないながらも感じていたように思う。
    アキコの悲劇を呼んだのが、制作者の父親のエゴではなく男のエゴであるということ、このやるせなさ。
    児童文学のみならず、一般文芸を含めてもこれを書き切った作品はなかなかないと思う。
    苦しい話だけれど、男のエゴを父親の愛がくるむ、その結末の後味も悪くない。
    また少しの時間を置いて読み返したいと思う。

  • 十五夜読書にて。児童書です。
    人類が月で暮らすようになる未来・・・誰しも子供の頃に夢見たのではないでしょうか。
    そんな月での暮らしを描いた6話。
    北見さんのイラストを眺めているだけで、幾つもの物語を夢想してしまう。
    わくわくさせてくれる素敵なイラストです。
    児童書ではあるものの、元々17~18歳の女性向けの童話として書かれていたとのことで、大人でも充分楽しめます。
    家族・親子・恋人など様々な関係性を描いているけれど、特に良かったのは「十二さいではいれる大学」です。
    「アンドロイド・アキコ」も好きです。

  • 「アンドロイド・アキコ」です。この短編だけ読んでください。
    女性の根源的な悲劇が表現されています。

  • 「おしいれのぼうけん」の作者が書いた小学生高学年向けSF短編集。
    月の町の環境、住人、ロボットが生き生きと書かれています。
    楽しいだけではなく、むしろ星新一作品のような展開が多いです。

    「西からのぼる太陽」「あくまのしっぱい」「アンドロイド・アキコ」「十二さいではいれる大学」「月の花売りむすめ」「巨大な妖精」収録

  • 「おしいれのぼうけん」の古田足日さんの作品。

    何年か前に赤木かん子さん編のSFシリーズ(このシリーズもすごく面白い)に「アンドロイドアキコ」がおさめられていたのを思い出してこちらを読んでみました。

    子ども向きなのかな?と少し疑問に思うほど雰囲気はロマンチックで大人っぽい。読後の不思議な感覚は何だろう。しんとしていてまるで自分が月の上の町にいるような気分になる。

  • 資料番号 : 020211850
    請求記号 : Fフルタ

  • 表紙がかわいい☆
    お話も好き。

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