理解をもたらすカリキュラム設計: 「逆向き設計」の理論と方法

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  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784820805571

感想・レビュー・書評

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  • 「理解とは何か」を考えさせられる。軽く触れることによって教えるのでは、初心者がその教科の鍵となる概念と核となるプロセスを思い出せるようになる可能性は低いし、ましてや理解できるようになる可能性はもっと低い。教科書をなぞっただけで、教えたつもりになっていないか。教えたことへの再現性だけを求めていないか。子ども達に本当の意味で力をつけるためには、どのようにカリキュラムを設計することが良いかを考えさせてくれる。理解の6側面や概念を取り扱った単元構成についての考え方は非常に参考になる。翻訳本という苦手意識から、今の自分での解釈の部分が大きい。数年後に本書を読み返したときには、もっと理解できるよう力を付けていきたい。

  • 理解をもたらさないと揶揄されるくらい訳が難しい。

    理解という言葉が多義的なことから、子供たちが学習により最後どのようになることを求めたいのか、ブルームのタキソノミーでは階層的に理解の要素が具体的に示されたが、ウィキンズ・マクタイは理解を6側面と、階層ではなく様々な側面があり表れ方があることを示した。

    子供たちが生きた知識を身につけるために、重大な観念の獲得、知識の転移を意識して単元を構成する必要があり、そのための概念の抽出や問の生成、具体化しルーブリックにする。


    難解。

  • 逆向き設計の理論と具体例が学べた。
    細かいところでぴんとこない部分はあるが、IBの授業設計の基本となる考え方はつかめた。

  • いまひとつぴんとこないのは、USAの例が多いせいか、文章がはっきしないせいかわからない。

  • よくよく考えれば「あたりまえ」なことが書かれていますが、真に理解しようとするとなかなかどうして難しい本です。

    しかし、内容はためになることばかりですので読んでも損はないと思います。

  • 【今日の一冊】375||W72
    米国内外で高評価を得ている教育書。
    思考力・判断力・表現力といった高次の学力を子ども達に身につけさせるために,カリキュラムを評価から逆向きに設計することを提唱する。
    教員養成の学生に一度は見てもらいたい一冊。

    http://www.auelib.aichi-edu.ac.jp/webopac/catdbl.do?pkey=BB00595697&initFlg=_RESULT_SET_NOTBIB

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