唄う骨 (ぶんか社コミックス)

著者 :
  • ぶんか社
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本棚登録 : 130
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (142ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784821181742

感想・レビュー・書評

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  • グリム童話モチーフでありながら、ただの完全漫画化ではなく、ラストに戸田誠二さんのテーマである「上手く生きられない人間の苦悩と、それでも人間は生き方を選ぶ事ができるという希望がある」というテーマが盛り込まれている漫画。

    唄う骨
    くすねた銅貨
    ネズの木
    アオカミ
    Who's Cendrillon?
    が収録されています。

    ともかくアオカミ。グリム童話青ヒゲをモチーフにしたお話です。
    個人的にアオカミのラストが本当に本当に大好きで、それ故の星五つです。
    生きる苦しさと不安、選びとる誇らしさでいっぱいになるお話です。幸せは探す物ではなく、造る物なんだなあと胸が苦しくなる。
    「そして私たちは夜に飛び込んだ」(p113)
    という、先行きの見えない人生に、それでも行こうと夜の森に消えて行くラストシーンは本当に大好きです。
    こんな勇気を持てたらいいのに。

    ※他の人にも同様に響くかは怪しいので、ご注意。
     ただし内容的には十分★3−は在りと思います。

  • レンタル版デジタルコミックで読みました。
    一頃流行った本当は怖いグリム童話もののヴァリエーション、
    全5編。
    あちこちで絶賛レビューを目にしたけど、浅いというか、
    そんなに人間心理を鋭く抉っているとは思えない。

  • グリム童話をモチーフにした作品集。
    本当は残酷な~みたいな感じ。

    でも、そこにはちゃんと戸田さんテイストが存分に盛り込まれていて。
    原作を知っていても十二分に楽しめることウケアイ。

  • 「シンデレラ」がいい。
    幸せは自分で決めるものです。←これよ!!

  • いやマジで戸田誠二が好きなんです。

  • 化けの皮と同時発売

  • 外国の古典からつづられた話。
    なかなか、不思議で面白い話でした。

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