ミスミソウ 【三角草】 (1) (ぶんか社コミックス)

著者 : 押切蓮介

• ぶんか社 (2008年3月17日発売)

感想・レビュー・書評

[深川夏眠さんの感想 · 2012年5月22日]

タイトルは雪割草の別名。
全３巻、レンタル版デジタルコミックで読みました。
一気読みして出てきた言葉は「げーっ」。
いや、悪い意味じゃなくて。
閉塞感に満ちた、鬱屈した子供たちの社会に異分子が現れ、
彼らの嗜虐性に火が点いて壮絶なイジメが……と思ったら、
エスカレートし過ぎて完全な犯罪の域に達してしまい、
一転、被害者が反撃に出るというストーリーに鳥肌。
よく、バカな連中と同じレベルに自分を貶めちゃいけない、
なんて言うけど、
フィクションと割り切った上でキレイ事を切り捨てると、
被害者である主人公が自分自身と家族のため、
復讐に手を染める＝殺人者と化すって展開には胸のすく想いがしました。
ただ、一抹の救いかと思われた仄かな恋が
結局紛い物だったのが悲しかったかな。

[kinokomariさんの感想 · 2012年5月2日]

読んだ後はかなり鬱になれる
復讐という行為に対して考えさせられる漫画

[夢のQ-SAKUさんの感想 · 2011年10月24日]

凄くグロチウスだったけど悪役も愛に飢えてるって所をわかりやすくかいてて中々見応えあった。

[ikadonさんの感想 · 2011年10月15日]

どんな小さなきっかけでも人は狂って過ちを犯してしまう。そんなメッセージ性が込められたマンガ。ただちょっとやりすぎかな。救いがない陰鬱マンガなため注意。

[みんさんの感想 · 2011年10月13日]

3に記入。

[aktioさんの感想 · 2011年10月7日]

狂気の方のホラー。絵はホラー系なら及第点。本巻では鬱展開なので胸くそ悪くなる位です。

[まつこさんの感想 · 2011年9月22日]

全三巻。
イジメの果てに家族を焼き殺された少女の静かなる復讐劇。救いがどこにもなくてやるせないのに、切ない気持ちにもさせるラスト。

[Pさんの感想 · 2011年7月29日]

『これっ・・・触らない方がいいかな・・・！？』

[ぷうこさんの感想 · 2011年5月23日]

まともな人間はいないのか！？
いじめが凄惨な殺し合いへ。
主人公とその家族が可哀相すぎる。

[anagramshiさんの感想 · 2011年5月12日]

全3巻。
田舎の中学生を襲ういじめ。
やがて起こる惨劇。
救いはあるのか。

著者プロフィール

漫画家。『でろでろ』(講談社)などのホラーギャグに加え、『ミスミソウ』(ぶんか社)など内面的なホラー作品も手がける。1997年、週刊ヤングマガジンにて『マサシ!!うしろだ!!』でデビュー。去年はいいことがあったらしいが今年は不明。月刊少年シリウスにてアクションホラー『ゆうやみ特攻隊』を超絶進行＆大人気連載中！

[ＨＰ／ブログ]
「カイキドロップ」→ http://www.kinet.or.jp/osikiri/index.htm

「2012年 『NEMESIS　No．7』 で使われていた紹介文から引用しています。」