HARD THINGS

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制作 : 小澤隆生  滑川海彦、高橋信夫 
  • 日経BP社 (2015年4月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822250850

HARD THINGSの感想・レビュー・書評

  • CEOとしてやるべきことを冷静に見つめていくとこのようになるのだろうと感じた。

    会社は投資家や銀行といった資金の出し手、クライアント、サプライヤー、アナリストなど様々な関係者と対峙しながら業績を上げていかなければいけないが、その中で最も重要なのは従業員の力をその目標に向かって結集していくことだと感じた。

    著者が繰り返し「人を大切にすること」、「会社が良い場所であること」の重要性を説くのも、きれいごとではなく、生き残るためにはそれが命綱になるということを経験の中で知ったからではないかと思う。

    スタートアップだけでなく、あらゆる企業の中の組織、部門において重要なことではないかと思う。

  • 内容が少し頭に入ってきにくい本だった。どちらかというと、起業家や経営者向けの本なのか。現時点ではよく理解できなかったので、時期を改めて読み直す。

  • 帯の言葉にはあまり踊らされないつもりであるが、読んでおくべき最強投資家からのアドバイスだそうだ。へぇと思いながらページをめくる。前半は自叙伝。しかしそれはメインではない。メインはその後。自分がぶちあたったトラブルや究極の意思決定を下さなければならなかった事象に関しての考察の数々がある。この考察事例がCEOの教科書といわれる所以だろう。さて話は変わり、この本を読んでいて、CEOという役職は、アメリカ大統領制を企業に置き換えたものという理解が一番しっくりすると思い至ったのである。

  • 機内でようやく読了.Hard things about hard things の訳書.翻訳よかった.

  • 本書の後半で述べられるように、ピンチの経営について書かた著作です。テクノロジー系のスタートアップ企業でのストーリーと訓示で構成されているため、買収や売却に関するテーマも多いようです。また、解雇に関する事項についても多くの紙面が割かれています。

    私にとって、これらの教訓をそのまま適用できる場面はそう多くはないと思いますが、精神的な部分での示唆は有用だと思いました。

    創業から何十年も経過し、いわゆる平時にあって継続発展を目指す日本企業でCEOの職にない者が本書をどう読むか。単に視座を高めたり視点を変えたりするだけではもったいないようですが、共感しながら読み進めることは難しかったです。
    おかれた状況次第でマネジャーの役割が異なるように、必要となる資質も違うということです。それでは、平時と戦時、どちらかに対応した一本足でよいのか? それは当人のキャリアプランによって変わって来るのだと思います。しかし個人のキャリアのために働くマネジャーは不要だと本書は説きます。

    「なんのために働くのか?」
    はじめにこの問があって、これに対する回答が本書の入口になります。

  • 君主の心得的な内容。話はCEOというほとんどの人が就かない役職視点で進められるが、管理職にある人は人材や業務のマネジメントの点で参考になるし、それ以外の人にとっても上級者の立場を知ることによって複眼を得られる。ポイントが箇条書きに纏められてもいるので、自分の立場に合った教訓をそこから引き出す事が可能と思う。反面、著者がアメリカのIT業界の住人である点には留意。同じアメリカでもIT業界とその他業界では事情も異なり得るし、そのIT業界内でも企業のタイプあるいは状況によって、求められるCEOのスキルも変わってくる。さらに日本と較べた場合、例えば頻繁に解雇という単語が出るところなど、我国の企業慣習とかけ離れた部分があり、参考とする箇所の読み替えや取捨選択が必要になるだろう。その点、外資のIT企業に勤める人達には、思い当たるセンテンスをより多く見つける事が出来るかもしれない。

  • 会社を上場した途端、バブルが崩壊して次から次へと荒波を被るCEOの話。いろんな手を尽くして嵐を乗り越えるところがスリリングで面白い。文章に客観性があって、自分に対してシニカルな目線があるので、胃が千切れそうなほど大変な目にあっているのに、なんだかユーモラスでどんどん読み進められた。

  • 経営ノウハウ本です。ただし、運営危機に陥ったときの話がメイン。9章の構成で、1~3章が著者の即死イベントまみれの体験記、4~8章が体験から得たノウハウの説明、9章がVCを作るに至った思想となっています。マニュアルには成り得ませんが、答えのない難問を解くヒントが詰まった一冊です。

    銀の弾丸を探すより鉛の弾丸を撃ち続けるというのはいいと思った
    人間の扱いが怖い。絶対やりたくない。
    幹部社員は頭がいいので、適当なことをいうと言質取られたり拡大解釈されたりするのは怖い。

  • ■まとめ
    グーグルやフェイスブックといったベンチャー神話の一方で、数えきれないほどのスタートアップが倒産しているという現実があります。経営やマネジメントの自己啓発書が溢れているけれど、それは安定した企業の成功例をもとにしたものが大半で、テクノロジー業界の予測不可能な経営ではあまり役に立たないかもしれません。むしろ参考にすべきは苦境に立たされたときの体験談。「ビジネス書大賞2016」と「ベスト経営書1位」の2冠を達成した本書から教訓を学んでみてはいかが。
    ■3つのポイント
    □「人、製品、利益」の順番で大切にする
    □良い会社でいることは、それ自体が目的
    □あらゆる起業家・CEOは苦闘を経験する。苦闘を愛せ!

  • 会社のCEOとはどういうものなのかを詳細に教えてくれる本。
    精神的な強靱さを持たなければ務まらない役職だ。
    タイトルのHard Thingsは、困難なことという意味以上の意味がありそうだ。

  • CEOでなくても会社経営の話はとても面白い! "How google works"みたいに読める本

  • 現在の自分にはピンとくることがなかったので、全体をばっとみただけ。

  • 単に企業の成功物語/CEOの自慢話、というでわけでなく、企業家/CEOにむけた真の指南書と思えた本。(いや、おれ企業家じゃないけど。)きっとすべての企業家は読むべきだと思ったけど、逆に自分はやっぱり企業家にはなれないのかなーとも思わされた本。(こんな大変な状況は乗り切れん気も。)とはいえ、普通のビジネスマンだとしても読んだらなにかしら発見はあるのではないかと。
    訳者のあとがきにあるように、まさしく「フェイスブック若き天才の野望」と双璧をなす本といっていい気がします。
    また、序文で小澤氏が書いているとおり「たいていの本は成功した話をあとから分析して紹介するものが多い、一方本書が素晴らしいのは、次々と深刻な困難に直面した著者が、うまくいかないときにどう考えたか/切り抜けたかを紹介しているところ」というのもその通りと感じた。

    p33 きみは事態の深刻さがわかっていない。この次は自分でインタビューを受けてみろ。くそったれが。

    p102 あらゆる人間のやり取りにおいて、必要なコミュニケーションの量は、信頼のレベルに反比例する。あなたを全面的に信頼していればあなたの行動について何の説明もコミュニケーションも必要ない。まったく信頼していなければ、いかなる会話・説明・推論もなんの影響も及ぼさない。なぜならあなたが真実をいっていると思っていないからだ。

    p158 経済的な事情を別として人が会社を辞める理由は2つ①マネージャーが嫌い②何も教えられていない

    p224 なぜ肩書は重要なのか①社員が望む。次の面接に臨んだとき、「セールスのヤツ」だったとは言いたくないだろう。②やがて社員同士でも誰が誰なのか知る必要が起きてくる

    p226 ピーターの法則。有能なメンバーは次第に昇進していく、しかし、遅かれ早かれ、メンバーは自分の能力の及ばないちいに達してしまう。無能レベルに達する

    p233 性格が本質的に反乱者。⇒常に反乱をおこしていあにと満足感が得られない⇒社員よりCEOのほうが能力を発揮する

    p259 組織の小さいうちは問題ないが、大きくなると困難になる①組織内コミュニケーション②共通認識③意思決定

    p262 組織デザインで第一に覚えておくべきルールは、すべての組織のデザインは悪いということだ。

    p279 最初の問題は、CEOになるためのトレーニングが存在しないこと。CEOのトレーニングは実際にCEOになる以外ない。マネージャーディレクターその他なんであれ管理職の経験は会社運営という職務に役に立たない。役立つ唯一の経験は会社を経営すること。

    p285 WFIO俺たちはやられた。この会社はおしまいだ。We're Fucked, It's Over

    p302 真に偉大なリーダーは、周囲に「この人は自分のことよりも部下のことを優先して考えている」と感じさせる雰囲気を作り出すものだ。

    P339 私は今の今でも、アーンスト&ヤングを憎み嫌っている

    p373 採用は強さを伸ばすために行うべきで、弱さを補うために行うべきではない

  •  会社員も辛いけど、起業家も辛い。っていうか、困難、困難、また困難。正面切って艱難辛苦を超えて、ギリギリで、いろんなことを押し込み、走りきった記録!しかも、困難はほぼ全て外部要因。万策尽きても、どうにかしなきゃいけないし、責任もとんないといけない。
     ちょうど、大学時代にモザイクで初めてブラウザに触り、テンション上がりまくっていて、その後もシステム畑をコツコツ歩いてきた身としては、自分が使った・購入した・導入したサービスの裏側にこんなことがあったとは、興味深くて一気に読み進めてしまった。
     文章もリズムがあっておもしろい。翻訳がいいのかな。

  • 外国、特にアメリカの実務での経営当事者の著した書籍は、読みにくいと感じるものが多い。
    翻訳の質の問題もあるのかもしれないが、この書もそのうちのひとつ。
    ビジネス書大賞2016、ベスト経営書2015(HBR)の2冠とのことだがそこまで感じたものはなかった。
    ただ後半は抽象的ではあるものの、ある程度引き込まれながら読んでいたので、単位自分が実際にはあまり知らない世界だから面白くなかったと言えるのかもしれない。

  • あれ、レビュー書いてなかった。。

    これ読む度に、血が沸き立つ感覚を覚える。やっぱり根はスタートアップマインドなんだろうなあ

  • たしかに「異色の経営書」だ。「人を正しく解雇する方法」、「大企業の幹部が小さな会社で活躍できない理由」、「優秀な人材が最悪の社員になる場合」なんて、普通の経営書には書かれていない。それが読んでいてドキドキする実体験に基づく内容だけにおもしろく、説得力がある。
    日米間の企業文化の差異を感じる箇所もあるが、未来の日本企業の姿だと思えなくもない。
    自身、起業する予定も能力もない一方で、少なからず人の上に立ち組織で成果を出すことが求めらてれいる。
    良い本に出会えた。

  • 20160810 倒産しそうな会社をどのように立て直したか。時間がなく途中で図書館に返却してしまった。

  • CEOの心得
    主に、失敗事例を中心に学んだこと

    CEOを目指す人や既に渦中の人物が読むべき本。大変なんだなぁ、CEO、と思った。

  • IT業界という非常にスピードの早い業界、アメリカ文化における企業の厳しさが生々しく知ることができる。モザイク、ネットスケープといった自分が初めてパソコンを使いだしたころには死語となっていた単語が、そちら側から語られかけていくのは非常に新鮮だった。それはITの歴史的瞬間だったのだろう
    この本から学べる点は様々だが、前半は物語(想像以上に面白い)、後半は経営エッセンスが語られていく。エッセンスは物語とリンクできれば面白いのだろうが、途中で少し期間が空いたからか、非常に力不足を感じた。一気に読むのがお勧め。だが、時々気になるエッセンスを読むときに、あの時のパワーがいまいち感じられない…と思うかも れない
     内容としては、人、モノ、利益の順番で大切にするという点。人の採用にて、青写真と比較して欠点を洗い出すことの無意味さとリスクなどは非常に面白い
    (ここで利益を最後にしてるのはアメリカの場合数か月で利益を出すとか、そういうサイクルだからだろう。その数か月のために来年には会社が倒産する可能性だってある)
     

  • 起業における「旅先で起きるトラブルガイドブック」のような本。特に、採用などを始める際にまた読んでみたい。

    ============================================
    ・良い手がないときに集中して最善の手を打つ能力。これがCEOの才能。

    ・社員がCEOを信頼していれば、基本的なコミュニケーションの能率は圧倒的に良くなる。

    ・問題を持ってくるなら、答えも一緒に持って来い。

    ・レイオフは絶対にNG。会社の文化を一気に崩壊させる。

    ・会社が不調なときほど、CEOは会社にいるべきだ。

    ・大事にすべき順は、「人→製品→利益」

    ・社員に対しては、「何」をすべきかと「何故」それをすべきかを明確に伝えておくこと。

    ・社員の教育は絶対にすべきだ。ここを軽視している企業は多い。

    ・引き抜きはタブー。

    ・何が欲しいかを知らなければ、それを得る確率は極めて小さくなる。

    ・人を採用する際は、短所の少なさではなく圧倒的な調書を重視せよ。

    ・同じ役職に2人以上を当ててはならない。

    ・正しい野心家を採用せよ。正しい野心家とは、自分の成長よりも会社の成長を優先的に考えてくれる人のことだ。

    ・給与査定には、第三者が見て納得のしうる明確な基準を設けよ。

    ・社員に対して高い肩書を与えることは、低コストで社員のモチベーションを上げる良い方法だ。ただし、肩書のインフレ化も起こりやすくなるため注意が必要。また、フラットな組織を作るために、あえて全員に低い肩書を統一して与えるFacebookのような企業もある。

    ・個人面談はオススメ。多くの企業でその成果が立証されている。

    ・Amazonのオフィスでは、ドアの板を改造して作られたデスクがある。これは「最低のコストで最大のサービスを届ける」というAmazonの理念を表している。このように、理念を示すようなアイテムがオフィス内にあるのは良い。

    ・「ゴール」を定義することは最重要。半年ごとの「ゴール」を会社として持っておくこと。

    ・社員への評価は、将来性を見越した評価ではなく、今現在のパフォーマンスだけで評価せよ。

    ・VCは、オールインする起業家を好む。

  • 長期休暇からの社会復帰がてら、今一度読了。CEOという立場ではないですが、本書で言う企業の中での「戦時」も「平時」も体験してきた身としては、色々とフラッシュバックするものがあります。起業家に限らず、経営者の直面する困難やどういう生き物かを突き詰められるという意味でも、あらゆるビジネスパーソンに読んで欲しいなぁと思います。

  • 僕は起業家でもなんでもないヒラ社員であるが、それでも自分の会社経験と想像力をフルに働かせて読み続け、共感に次ぐ共感から冷や汗握り締めながらエキサイティングに読破。
    おそらく生ぬるい嘘なんてない、筆者の経験から学んだ経営の本質が明解な理由と共に綴られている。
    会社が存続する以上、CEOは感情を捨て吐き気や悪寒と共にドライに判断や意思決定をし、問題解決のため的確に行動し続けるという連続が永遠に続く中で、逆に大切なものとは結局、感情をもつ人間なのだという感も感じた。
    文章には急に音楽カルチャーなどのキーワードもでてきて、CEOや起業家たる人も我々と同じレイヤーの世界にいる人間なんだと妙に安心もするし、なかなかどおして読みやすい文体で面白かった。

  • 経営する人向き。失敗したことに力を使うより、前を向け。というメッセージに励まされた。

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