入社10年分の思考スキルが3時間で学べる

著者 :
  • 日経BP
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822251680

感想・レビュー・書評

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  • 様々な思考フレームワークのエッセンスをぎゅっと凝縮して紹介した本。まずはこの本で思考法のシャワーを浴びて、そこから各種思考法に踏み入っていけばいいのでは。知っているだけでは勿体無いし。

  • タイトル通りてんこ盛り。入社10年以上経ってるし、3時間では読み終わらなかった。もう少し早く読みたかった。

    以下メモ
    ●ヤマト運輸が実現した「時間帯お届けサービス」は斬新な仮説「不在、再配達を解決することでむしろコストを下げる」と考えた
    ●ビジネスモデルキャンバス。9つのフレームの中から「顧客セグメント」「価値提案」から考え、顧客に届ける価値を実現する「主要活動」「リソース」「パートナー」を考える。同時に価値を届ける方法としての「顧客との関係」「チャネル」を考える。そして競争力の強化と事業の継続のために「コスト構造」「収益の流れ」を押さえる
    ●グローバルビジネスには「文化的」「制度的」「地理的」「経済的」距離を克服する
    ●「アービトレーション」「アダプテーション」「アグリゲーション」のフレームワーク
    ●アマゾンは「オンライン書店」から「オンライン物販」になり、生活娯楽サービス提供企業に進化している。ブランドと決済、レコメンド機能といったキーリソースをテコに、次なる事業ドメインを発見して拡大してきた
    ●正規分布で考えると、16パーセントの人には好かれるか嫌われる
    ●KFSを抽出しアウトライヤーには好調の理由があると見て注視するわけだが、ベンチマークの仕方を失敗すると大変なことになる
    ●準優良客を優良顧客に引き上げる策は「正しく間違える」典型例。人の消費性向は変わらない。ある日突然そのブランドのファンになって大量購入するというのは机上の空論
    ●仮説とは「ある事実をもとに引き出された推論」
    ●相手の「主張(結論)」は、「前提/事実」と「仮定」の上に成り立っている。なので「仮定」か「前提/事実」を攻撃すれば主張は崩れる
    ●失われた過去は考えても仕方ない。頭の中から消し去ることか先決。サンクコストはさっさと除外する
    ●企業のブランドは良い方向のハロー効果の塊
    ●こちらの提案をお客さんが「自分化」する段階で「レゴ効果」がうまく機能し成功確率が上がる。自分で作ったものは輝いて見える

  • ロジカルシンキングの基本から、最先端のキーワードまで。考える仕事に欠かせない必修基礎知識を徹底図解。各思考法の要点をわかりやすく紹介する。

    PART1 イノベーション思考
    [トレードオン]「二者択一」ではなく「両方取る」
    [歯ブラシテスト]10倍に成長するビジネスを見分ける基準
    [デザイン思考]コンサルが苦手のシリコンバレー的な発想
    [ピボット]何かを起点にして事業を方向転換する
    [リアルオプション]リスク限定で大儲けを狙う
    [アービトラージ]「市場の歪み」を儲けのタネにする

    PART2 ビジネスモデル思考
    [ビジネスモデルキャンバス]「価値提案」を基点にして9つの箱を埋めていく
    [シェアリング]競争のキーワードが「奪い合い」から「共有」に変わる
    [情報の非対称性]「知らない人」にも安心して使ってもらえるか?
    [プラットフォーム]参加せずにはいられない「一人勝ち」の仕組み
    [ネットワーク効果]ユーザーが爆発的に拡大する理由
    [経済性原理]圧勝する会社が使いこなす基本法則
    [バリューベースド・ストラテジー]「買い手」「売り手」と価値をどう分け合うか?

    PART3 戦略思考
    [ブルー・オーシャン戦略]競争するのではなく、創造する
    [SWOT]弱みを強みに、脅威を機会に、ひっくり返す
    [ファイブフォース]「儲からない業界」の企業はどうするか?
    [3つの基本戦略]コストリーダーシップ、差別化、集中
    [RBV]ライバルが持っていない「資源」を蓄積していく
    [CAGE]世界展開で克服すべき「4つの距離」
    [AAA]グローバル戦略は3つのAのメリハリをつける
    [ドメイン]事業範囲の決め方で未来は変わる
    [3C]戦略思考の基本中の基本

    PART4 マーケティング思考
    [STP]顧客を分けて、選んで、訴求する
    [4P]製品、価格、立地、販促をうまく組み合わせる
    [AIDMA、AISAS]できのいい広告が満たす条件
    [ブランディング]「尖り」と「哲学」で強烈にアピール
    [物語マーケティング]思いがこもった「製品の秘話」を売る
    [神話の法則]人を魅了するストーリーの基本形
    [レコメンデーション つい買いたくなる「おすすめ」のアルゴリズム
    [普及曲線(Sカーブ)]ブームが起きてブームが終わる理由

    PART5 統計思考
    [大数の法則と期待値]世の中は統計的なルールで動いている
    [正規分布]7割の人はだいたい似ている
    [平均値、中央値]一般化して考えるコツと落とし穴
    [相関関係、回帰分析]連動して動くものを探し出す
    [ベンチマーク]成功の秘密を「外れ値」から探る
    [コンバージョン・レート]「信じられる仮説」を導く
    [パレートの法則]優良顧客を失わないために何をするか?

    PART6 仮説思考
    [仮説思考]断片的な事象から「仮の答え」を出す
    [MECE]「宝探し」をするときにゼロベースで考える武器
    [PAC]論理的に議論するときの基本3要素
    [シナリオプランニング]不確実性をマネジメントする
    [ズームイン・ズームアウト]近づいて細部を見る。遠くから全体を見る
    [比較]「ひらめき」を生むための基本動作
    [@変換]見慣れない数字は「1人当たり」に分割する

    PART7 思考の落とし穴
    [サンクコスト]無駄にしたお金と時間にこだわってしまう
    [アンカリング]最初の一撃で交渉が支配される
    [フレーミング]同じものが違うように見える
    [認知バイアス]判断が歪んでしまう要因いろいろ
    [確証バイアス]仮説を確かめたくてしょうがなくなる
    [認知不協和]自分の中に矛盾が生じた時の不安心理
    [メンタル・アカウンティング]頭の中で起きる不思議な会計処理
    [プロスペクト理論、レファレンスポイント]「損」に過剰反応するネガティブな反応の崖
    [囚人のジレンマ]「あいつがやるなら俺もやる」は損をする

    PART8 会計思考
    [損益分岐点]儲かりやすい構造になっているか?
    [決算書]ライバルや過去と比べて、総合的に読み取る
    [損益計算書]利益をどうやって上げているか?
    [賃借対照表]企業の強さがわかる健康診断書
    [総資産回転率、ROA]「稼ぐ力」「稼ぐ効率」はどのくらいか?
    [ROE、レバレッジ]株主のもうけを大きくするか、会社の安定性を重視するか?
    [営業利益率]本業で稼ぐ力がどれだけ高いのか?
    [キャッシュフロー]現金の出入りによって企業活動を捉える

    PART9 ファイナンス思考
    [企業価値]会社の値段はいくらか?
    [DCF法]将来の稼ぎを現在の価値にするといくら?
    [資本コスト、IRR]そのビジネスに投資する価値はあるか?

  • 聞いたことのある内容ではあるけれども、頭の中の整理に。
    3時間でまとめて読んだわけではないですが、1日10分程度で合計それくらいで読めたかな。
    辞書的に手元において、たまには振り返ってみたいと思います。

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著者プロフィール

シカゴコンサルティング代表

「2022年 『超文系人間のための 統計学トレーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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