API革命 つながりが創る次代の経営 (日経BPムック)

制作 : 日経FinTech 
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  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822259150

作品紹介・あらすじ

「創業以来、最大の変革期が到来した」――。
危機感を募らせたトヨタ自動車が、「つながり」を志向した経営へと大胆に舵を切り始めた。
ケイレツの壁を越えて、スタートアップ企業や個人も含めて幅広く連携し、“知恵”や“資産”を採り入れようと試みる。そうでなければ、激烈なグローバル競争のなか、スピーディに斬新なビジネスを創造し市場に送り出せないからだ。
この手法は今や世界的な潮流で、思い切った転身を図った米ゼネラル・エレクトリック(GE)も実践することで知られる。
いわゆるオープンイノベーションを、R&D(研究開発)ではなく事業レベルの現場で実践するわけだ。

そして今、つながりを実現するためにトヨタなどが最重要視するキーワードがある。
それが、「API」だ。
知恵や資産を「機能」として貸し借りするために、異なる企業のシステムをつなぎ合わせる“扉”と言っていい。
つながりたい企業群との間をAPIによってつなぎ込み、蜘蛛の糸のように縦横無尽に張り巡らせる。
そこに21世紀の経済の血液であるデータを流し、互助的な生態系を前提にビジネスを組み立てようというわけだ。

時代の要請を受けて、2017年5月に参議院本会議で可決・成立した改正銀行法によって、今後銀行や信用金庫はAPI公開の努力義務を負うことになった。
政府が推進する成長戦略「未来投資戦略2017」でもAPIは重要なキーワードの一つとして取り上げられる。
そう、もはや企業経営者にとって、APIなくして未来は語れない。

本著は、APIによって激変する経営の現場を日本で最初に紹介するものである。
テクノロジーを注入された先端企業が、どんな理念で経営を実践し、具体的なアイデアとしてビジネスに落とし込んでいるのか。
答えは、すべてこの一冊に詰まっている。

感想・レビュー・書評

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  • インタビューと対談記事が載った雑誌かなと思いきや、私的には内容が濃い一冊だった。
    APIのつぶさな紹介から始まるわけでもなく、インタビューと対談記事のレベル感によってAPIの概要だったり、活用方法への理解が深まるような構成だった。
    最終章には実際APIを開発要件に盛り込む際のポイントなども簡潔に書かれていたので、APIの大枠を知りたかった私にとっては丁度いい本だと感じた。

  • API、他社との連携を
    はやく・安く・うまくと
    まるで牛丼のようなインスタントプログラミング。
    APIで伸びた企業のインタビュー特集。
    データの共有は
    ユーザーにとって便利であり、
    企業間でも重要な項目のひとつである。
    これからますます活用されるだろう。

  • apiマネージメントの本が読みたかったのだが中々テクニカルな本がなくて、これも主にビジネス寄りの話がメインでした。
    アイデアあれば、ありモンのサービス使ってapiで結びつければ良いからスピードは段違いだろうね。
    探す or 作る、ではなく 探す and 使う だね。

  • エアクロ&寺田倉庫

  • 図書館で借りた。同じ金融でも保険は遅れてる

  • Fintechとは銀行がAPI提供するというだけだったのね。
    自分で何歩歩くか決めて歩けなかったら貯金口座に移すとかやってるアプリもあるとか。


    ・ドイツのソラリスバンクには驚いた。
    店舗が無いだけでなく、ネット銀行でも無い。
    API提供によって銀行業務を行うのみ。

    利用者は銀行ライセンスを持たずして自分のオンラインサービスに銀行業務を取り込む。次世代サービスですな。

  • まー広範囲に浅くいろんなAPI関連に話をよめたかんじ。あ、それがこの本の目的なのか。

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