ゆとりの法則 - 誰も書かなかったプロジェクト管理の誤解

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822281113

感想・レビュー・書評

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  • ”<一言>
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    T:
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    O:
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    <読書メモ>”

  • 購入:2004年4月25日 読了:2004年6月11日 廃棄:2019年5月17日

  • 生物進化の歴史上、もっともその時代の環境に適応した種は必ず絶滅する。これは、その種にこの本のいうところの”ゆとり”がなかったということ。「急げと言うと遅くなる」、「目標管理は必要なし」「内部競争は破滅的である」等の指摘は、攻撃的でさえあるが、充分な説得力がある。ソフトのみならず、それ以外のマネージャーにもぜひお勧めしたい一冊。

  • 表現が回りくどく、なかなか読み進められなかった。
    いくつか、理解でき、メモとりたいところはありました。
    ■仕事の切り替えに伴うロス
     新しい作業に移行するときの機械的作業
     +悪いタイミングで中断したことによる繰り返し作業
     +思考的作業の没頭にかかる時間
     +フラストレーション(感情的没頭)
     +チームの結束効果の損失
    結果:一回の切り替えにつき20分強の集中力喪失によるロスがある。
    ■リスターの法則
     人間は時間的なプレッシャーをいくらかけられても、速くは考えられない。
     知的労働者にプレッシャーを与えると悪影響。

  • 読了

  • ゆとりのなさ、100パーセントリソースを使い切るマトリクス経営
    分割され切り替えコストの積み重ね。結果柔軟性、スピード感は失われていく。
    離職率が上がればそれだけ補填人件費。

    リーダーシップとは何か
    自分の課題に他の人たちを参加させる能力
    そのため、方向性の明示と短期的な痛みを素直に認め伝えること、継続的なフォローアップが必要になる。

    責任の所在
    スケジュールという計画の目的化。強気のスケジュールの危うさ。達成できなかった時に現場を責める。営業→開発へのレビューがこんな感じになる?

    信頼を得る方法
    信頼に足ることが示される少し前に信頼を与える

    変化、再生のためには、組織の日常業務との深い関わりが必要→中間管理職

    中間管理職のゆとりが必要、今中さんのゆとりが社長室?

    管理者の間違った法則
    1.うまくいかないことがあったら、もっとやれ
    2.自分自身がユーティリティプレーヤーになれ
    白黒つけられる実務と白黒ない管理とは別性質。前者に安心してしまう。後者にどれだけ挑戦できるか

    協力を求める必要のある仲間との連携網の管理の仕方
    連絡へのレスポンスの早さ

    自分たちが何者であるか?何者でないか?

  • 定常業務や報告のために人間がフル稼働しているのは、一見プロジェクトが効率的に回されているようだが、それはダメ。
    改善やコミュニケーションに振り向ける時間をいかに取れるかが大事。
    リソースを無駄なく使い切る事よりも、イノベーションを起こしたり、人が辞めないのでリソースが不足する現象が起きにくいことを目指すべき。うむ。

  • プレッシャーをかけすぎてはいけない的な本(だったかな)。古典ですので、もう一回読んでおきたいかも。

  • 時代の違い、国・文化の違いから賛同できない部分もあるがエンジニアの働く現場で起こる問題の本質が書かれている。
    こうすればかならず好転する、という銀の弾丸ではないが前進するための処方箋としてぜひ一読してほしい。

  • 効率主義で目先の業務に追われると、どんなことが起こるか、そして逆に「ゆとり」を持つと、どんなに良いことがあるか、分かる本。
    「ゆとり」のない、危険速度ではなく、安全速度で走ろうという表現が、イメージしやすかった。
    また、「ゆとり」とは直接関係ないが、品質に関して、欠陥にばかり目が言ってしまう傾向に対する話は非常に納得できた。

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