ビジョナリー・カンパニー 弾み車の法則

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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784822288600

作品紹介・あらすじ

Amazonの成長は止まらないのは、ひたすら「弾み車」を回し続けているからだ!

平凡な「良い会社」から「偉大な会社」へと飛躍するためのキーコンセプト「弾み車(FLYWHEEL)の法則」にフォーカスし、この法則をフル活用して「ビジョナリー・カンパニー」へ道を歩み続けてきたインテル、アップル、アマゾン、バンガードなどの事例紹介を通じて、「弾み車」の基本的な考え方と活用ノウハウ、読者それぞれが「自分の弾み車」をつくるためのポイントを簡潔かつ具体的に解説した、「ビジョナリー・カンパニー」シリーズ待望の最新作!


大きな成功を収めるのは、大きな成功弾み車を10回まわしたら、さらに10億回まわし続ける会社だ。10回まわしたら新しい弾み車で1からやり直し、それが10回転したらまた別の何かへとエネルギーを浪費する会社ではない。100回転させたら次は1000回転、さらに1万回転、100万回転、1000万回転とまわし続けよう。
(本書より)

感想・レビュー・書評

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  • 「弾み車の法則」ジム・コリンズ

    1.本書特徴
    ビジョナリーシリーズの要諦が詰まっていること。
    さらに、タイトルのとおり、弾み車の見つけ方、他社事例があること。

    2.学び
    自社、自グループ、自身。
    3つのレベルで、弾み車を考え、描いてみた。
    合ってる、間違えてるの議論もあるだろう。
    でも、考えること、動くことだけはやめたくない。

    弾み車。
    回転させることで、速く正確に回るから。

    1時間で読める名著です。
    早い、安い、役立つ。
    ビジョナリーシリーズのまとめ版。

  • 前半は弾み車について。後半はシリーズ1〜4作の振り返り。

    前半は、学校の取組例が良い。この理論が大企業や、経営トップだけのものではないことが具体的に分かる。
    後半も分かりやすくまとまっており良い。

  • 企業と消費者の商品・サービスを通してやり取りするコミュニケーションと、それを見て消費者になる層、そのまた遠巻きから見てた層が触発されていくコミュニティのストーリー。

    これらをエコシステムと呼ぶこともあれば、本書のように競争力の源泉と言う意味合い込めて『弾み車』と呼んだりもする。

    各社の勝ちパターンを『弾み車』の形で提示して比較しやすく並べるのは、ビジネスモデル・キャンバスやピクト図の類いと同じだが、経営頭を柔らかくするエクササイズに最適。

  • こちらはたった100ページにも満たない本ではあるが、僕はこの書籍は買わざるを得なかった。 というのも、僕のビジネス人生20年程度、ビジョナリーカンパニーシリーズにはとても強い影響を受けてきたからだ。

    帯に『「ビジョナリーカンパニー」の最重要ロジックが1時間でわかる!』と記載されているけど、確かに1時間で読み切れてしまうボリュームだけど、最重要ロジックが1時間でわかるかどうかは、うーーん、1~4まで熟読してきた人、という限定かも。

    というのも、僕にとってはこの80ページほどの内容が、これまで読み重ねてきた(?)ビジョナリーカンパニーシリーズを思い返させてくれて、あぁ確かにこんな記述もあったっけ、そうだよなそうだったよなと思いださせてくれる感じで、なんだか昔の同窓会のような本だった。

    僕にとってはビジョナリーカンパニーの圧倒的な調査ボリュームとそこでのファクトから導かれるメッセージはとても力強いものであったし、それと並行して2020年における「世界標準の経営理論」と照らし合わせると、ビジョナリーカンパニーで論じられている点の大きなポイントとしてワイクらが提唱する『センスメイキング理論』はあるんだろうな、と、自分でいったん解釈しておく。

    しかしながら、この書籍での「弾み車の法則」は、とてもわかりやすくて、応用例があり、伝わりやすい。 ミックスすると、弾み車の法則を用いながら両利きの経営(知の探索と知の深化)を目指す、というところなんだな、と。


    今回も2点抜粋しておきたい。
    =======
    P68 (でありながら実は本文の最後のページ)
     大きな成功を収めるのは、弾み車を10回まわしたら、さらに10億回まわし続ける会社だ。10回まわしたら新しい弾み車で一からやり直し、それが10回転したらまた別の何かへとエネルギーを浪費する会社ではない。100回転させたら次は1000回転、さらに一万回転、100万回転、1000万回転と、弾み車を捨てると意識的に決断するまで(あるいは決断しないかぎり)まわし続けよう。
    =======
    =======
    P72 すべての研究成果に共通するテーマは、偉大な会社と凡庸な会社を分けるうえでの規律の役割である。真の規律には、あるべき価値観やパフォーマンス基準、長期目標と矛盾するような同調圧力をなねのける精神的な独立性が必要だ。本物の規律と呼べるのは自己規律だけだ。
     「どれほど困難でも、最高の結果を生み出すのに必要なことは全部やる」という内なる意思である。規律ある人材がいれば、ヒエラルキーは不要になる。規律ある思考ができれば、官僚組織は要らない。規律ある行動ができれば、過剰な管理は不要だ。規律の文化を起業家精神と組み合わせれば、すばらしい成果につながる。
    =======
     ♯ラグビー憲章の大事な5つの価値の中にも「規律」は含まれている!

  • ピ-タ-・ドラッカ-の後継者とされる
    ジム・コリンズ

    彼が唱えるビジョナリ-カンパニ-の
    ロジックが1時間で分かる本

    優良企業が優良企業たる所以は
    弾み車が回り続けているから

    理由を知らぬ成功は、
    衰退の一歩目

    恵まれた運を活かせる
    運の利益率の高い人になろう

  • めぐみさん推薦
    2もある

    弾み車を回すことが大切
    ということが書かれた本

  • 2001年に出版された「ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則」において、成功した企業の多くが「劇的な転換点」よりもむしろ「地道な継続的努力」を行なっていた事実を踏まえ、「弾み車効果」として紹介された概念をより具体的な事例に基づいて解説した論考。

    「弾み車」とは、一言で言えば企業のビジネスモデルの根幹にある「好循環」を起こすメカニズムのことであり、よく練り上げられた「弾み車」は、最初は派手な成功にならなくても、小さな成果を着実に積み重ねるにつれて徐々に勢いが増し、成果がさらなる成果を呼び込むことで持続可能な成功を導くことができる。「ビジョナリーカンパニー2」ではその効果を概念的に示すのみだったが、本書では複数の企業の実際の成功モデルを当てはめることで、どのような好循環があったのかを知ることができる。

    本書ではまた他のビジョナリーカンパニーシリーズで紹介された概念も網羅的に紹介されており、既に読んだ人もおさらいとして活用できるほか、未読の人にとっては格好の入門書となっている。

  • 弾み車とは?や、具体的な企業の例を用いて理解を深めることができる一冊


    【メモ】
    ・事業環境に合わせたサイクルを作る必要がある
    ・次のステップは、直前のステップから生じる必然的結果になる
    ・最大の危険は、なぜ自分が成功できたかを理解せず成功すること
    ・インテルがメモリ事業から撤退する時、新しいCEOが来たらまずメモリ事業から撤退するだろう、ならば自分たちもそうしようと判断した

  • ビジョナリーカンパニーを1から4まで読んでからが良い。
    その中からひきだしている。

    特に印象的なことは、
    たとえばあなたの地域にある、閉店したらだれもが惜しむような小さくても素晴らしいレストランを思い浮かべてほしい。大きいからと言って偉大とは限らず、また偉大だからと言って大きいとはかぎらない。


    内容

    Amazonの成長が止まらないのは、ひたすら「弾み車」を回し続けているからだ!

    平凡な「良い会社」から「偉大な会社」へと飛躍するためのキーコンセプト「弾み車(FLYWHEEL)の法則」にフォーカスし、この法則をフル活用して「ビジョナリー・カンパニー」へ道を歩み続けてきたインテル、アップル、アマゾン、バンガードなどの事例紹介を通じて、「弾み車」の基本的な考え方と活用ノウハウ、読者それぞれが「自分の弾み車」をつくるためのポイントを簡潔かつ具体的に解説した、「ビジョナリー・カンパニー」シリーズ待望の最新作!


    大きな成功を収めるのは、大きな成功弾み車を10回まわしたら、さらに10億回まわし続ける会社だ。10回まわしたら新しい弾み車で1からやり直し、それが10回転したらまた別の何かへとエネルギーを浪費する会社ではない。100回転させたら次は1000回転、さらに1万回転、100万回転、1000万回転とまわし続けよう。 (本書より)

  • 弾み車をつくり、それを回し続けよう。
    自社が世界一になれるもの、情熱を持って取り組めるもの、経済的競争力を強化するもの と言うハリネズミの概念を意識すること。会社の衰退の5段階、時代を越えて存続する基礎を据えるための4つの基準、偉大さの評価基準など、最近読んだ「ビジョナリーカンパニー」を補強するような内容。
    成功した組織の弾み車の例も載っているが、つくるのは難しそう。
    もう少し弾み車をどうやってつくっているのか、例題があれば良かった。

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著者プロフィール

『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則』(Built to Last、ジェリー・ポラスとの共著)をはじめとする世界で1000万部超のロングセラー『ビジョナリー・カンパニー』シリーズの著者。米コロラド州ボールダーの研究ラボを拠点に四半世紀以上にわたって偉大な企業を研究、経営者から絶大な支持を集める。2017年にはフォーブス誌の『現代の経営学者100人』にも選出された。著書に『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』(Good to Great)、『ビジョナリー・カンパニー3 衰退の五段階』(How the Mighty Fall)、『ビジョナリー・カンパニー4 自分の意思で偉大になる』(Great by Choice、モートン・ハンセンとの共著)。

「2021年 『ビジョナリー・カンパニーZERO』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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