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- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784826503792
作品紹介・あらすじ
「サンカ」とは、日本に存在していた"漂泊民"である。「サンカ」につきまとうイメージは、ある時は古代からの伝承を伝え、独特の「サンカ文字(神代文字)」を使う一群の人々であり、ある時は山野を疾駆する漂泊の民であり、また、ある時は警察を出し抜く犯罪者集団…、など様々だ。しかし、近代以前からの「制外の民」としての「サンカ」像には、さまざまな疑念がつきまとっている。柳田国男、鷹野弥三郎、荒井貢次郎、宮本常一から三角寛といった人々にいたる「サンカ」研究を網羅、解説。「サンカ」という言葉を初めて聞いた人から、「サンカって、どうもよく分からない…」という人まで、格好の入門書。
感想・レビュー・書評
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柳田は早くからクグツがサンカのルーツだとしている。
柳田は被差別民=異民族節を放棄したあとも、山人=先住民節の方はしばらくは放棄しなかったのである。もとから日本列島に住んでいた民族が、完全に日本民族に同化することなく、山人という姿で人知れず山中で独自の生活様式を維持してきた。
猿回し、乞食、箕直し。川漁という職業。
山の漂泊民であるサンカについては、公的な資料や統計はなにも残されていないのではっきりしたことはわからないが、本州各地に散在していた山の民である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
サンカ学叢書2の{サンカの末裔を訪ねて}の方がフィールドワークの仕方とか、実際にサンカの足跡を追ったりしていて面白かったかも。
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