- Amazon.co.jp ・本 (552ページ)
- / ISBN・EAN: 9784826902120
感想・レビュー・書評
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☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB28846413詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
様々な動物を家畜になるまでを分析説明した本である。著者は進化神経生物学という日本では聞きなれない学問の専門家である。家畜は、犬、猫、豚、馬、牛、羊、ヤギ、トナカイなど様々な動物にわたる。人についても書いてあるがそれは不要な感じがする。
ジャーナリストやペット愛好家が書く本とは一線を画している。 -
野生のオオカミから飼犬へ、イノシシからブタに、ヤマネコから飼い猫へと家畜化された過程の話。
動物は家畜化されることで攻撃性がやわらぎ、性差も小さくなる。
さらに動物だけではなく過去の霊長類からホモサピエンスへの進化もまた自己家畜化の道を辿ったという論点もおもしろい。
『サピエンス全史』と比べたら地味な展開だけれど、進化生物学的にもっと掘り下げられた内容で読み応えがある。
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■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
【書籍】
https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001181636
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イヌ、ネコに始まる家畜化の考察。
終盤のヒトで印象的な仮説の紹介があるが、意見を押し付けないところが安心する。巻末の付録含めて面白い。 -
◆7/17オンライン企画「食のミライ」で紹介されています。
https://www.youtube.com/watch?v=jCW1km6G9LY
本の詳細
http://www.hakuyo-sha.co.jp/science/kachiku/ -
非常に興味深く読めた。
以前読んだリチャード・ランガム氏の『善と悪とのパラドックス』でも論じられていた『家畜化』。英語でいうと「Domesticated(ドメスティケーテッド)」この日本語訳の「家畜」というとは、ニュアンスが違うんだよね。
極論的な言い方をすると「自分で餌を得ることを放棄し、他者から餌をもらう状態」みたいな感じだよね。
ただ、どんな動物も(人間も含め)『家畜化』されると、身体的な特徴が似てくるというのが非常に面白い。
生物の進化の一片を顧みることができる良書。 -
他の本でも書かれているありふれた内容で中身も冗長。
こういった内容を初めて読む方にはいいかもしれない。