パ-ソナリティを科学する: 特性5因子であなたがわかる

  • 白揚社
3.79
  • (23)
  • (22)
  • (20)
  • (3)
  • (4)
本棚登録 : 442
感想 : 30
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784826990455

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 一人でフォトリ1冊目。約100分。
    人の性格、傾向がどうやって決まるかを脳科学などで定義、分類する本かと思い、自己分析アンド自分にとって付き合える人、付き合うことが辛い人を鑑別する知識を得るため読みました。が、以外にも最終章は、自分を変えたい人へのエールでちょっと感激。ナラティブアプローチと親密な考え方の著者ともわかり、思わぬ収穫でした。

  • それぞれの研究結果から一般の人にもわかりやすいように、ビックファイブと呼ばれるパーソナリティの因子について書かれている。
    尺度として測定できるものと、ライフストーリーといった質的データとして示されるものとが合わさり、個々の特性が説明できるという結論が、面白いといえば面白い。
    相関係数が0.5とかでも関係があるといっているのに違和感はあった。できれば引用文献とか、より詳しい文献の紹介があるとよかった。
    ビックファイブは、外交性、神経質傾向、誠実性、調和性、開放性の5つである。これは高ければよいというものでもないとされる。
    それぞれの因子の特徴が説明されたあと、パーソナリティを決定するものは遺伝的な影響が50%であることが述べられている。
    5因子でパーソナリティが決まると単純に考えれば、10万人に一人は同じ人生を送るとなるが、実際そうではない。個々の人がもつ特性については三つのレベルで考えられるという。それは、ビックファイブパーソナリティ特性のスコアと特徴的行動パターン、パーソナルライフストーリーの三つである。

  • ひさしぶりに興奮させられた!

    どうなんでしょう?パーソナリティが5次元の低次元空間に分布しているというのは本当でしょうか?

    本当なら、とてもおもしろい。そもそも、人間が身の回りの人の性格をある程度把握して、「あの人ならこうするだろう」「こう言うだろうな」というようなことまで考えられるのは、人間の性格の多様性がそこまで高次元じゃないことを示しているような気もする。そこで重要なのは、どういう軸をとるか。どういう軸に関しては、生まれつきの要素が大きく学習によって変化しにくいのか。

    性格テストなんて大昔からあるんだろうけど、それがやっとマユツバものじゃない経験科学になってきたということなのか。だとしたらおもしろい。

    この本にはないけれど、世の中では、この理論を元に職場の人間関係円滑化を行う方法まであるらしいですよ。

全30件中 21 - 30件を表示

ダニエル・ネトルの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×