アジアでハローワーク

著者 :
  • ぱる出版
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本棚登録 : 83
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784827206487

作品紹介・あらすじ

言葉ができなくても、コネがなくても、資金がなくても…、そこは仕事探しのセイフティネットだった。

感想・レビュー・書評

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  • 体験談。

    具体的な仕事の探し方とかじゃなかった。ツテや人脈って大切だな。

  • アジアで働くことを実現した人たちのエピソードが紹介されている。
    参考になる。

  •  タイトルの通り、アジアで仕事をしている人にフォーカスをあてた本。
    アジアのさまざまな国で、働く35人の就活のストーリが書かれています。
    日本では、どんな仕事をしていたのか。
    なぜ、海外まで行って仕事をしようと思ったのか。
    海外で働いてみて何を感じたのか。
    など、How toが書かれているものではなく、ひとりひとりの過去のストーリです。

     35人のストーリがあるので、似た考えや同じ職歴のストーリが見つかるかもしれません。
    もしアジアで働く事に興味がある人であれば、勇気をもらえるかもしれませんね。
    ただし、参考になるかは、わかりませんが。

     この本で書かれている国を紹介します。
    台湾、中国、マレーシア、タイ、ベトナム、スリランカ、シンガポール、韓国、カンボジア。

  • 大学生の自分としてはもっとワクワクする話を期待していたが、有る意味現実味があってやはり大変な部分もあるんだなと実感。

    しかし達成感が違うのだろう。国際的に仕事したい自分にはいろんな業種の大体の給与相場がわかって良かった。

    結論:頭を使う仕事をしよう。

  • またアジアで働きたい。
    自分で責任を持つこと。
    なんでもやること。
    みんなが派遣社員のようなもの。

  • 本を本棚に追加しました (25冊目)。
    「アジアでハローワーク」 http://booklook.jp/item/21673/

    ソーシャルリーディング booklook.jp

  • アジア各国で働く人へのインタビュー集。

    今の時代、アジアに職を求めて働きに行くことがだんだんと身近になってきているんだなと感じさせられる本。ちょっと前の価値観ではまったく逆だったことが今では普通の選択肢、普通の生き方として紹介されている。

    行く国も、働くことになった理由もバラバラだし、今よりゆったりとした職場空間で生活をエンジョイしている人や必死でがんばって今より生活をあげようと頑張っている人など多種多様な人たちが登場する。
    海外で就職というと非日常的な印象を受けるけど、今や少しの勇気を持って飛び込めばぜんぜん違う労働環境を手に入れられるのだなと感じさせられた。そして、そういう選択肢を意識することって自分の労働環境を見直すいいきっかけになるのかも。

    アジアで働くことという選択肢をぐっと身近に感じさせてくれた本書。どうしても今の労働環境が行き詰まった時もう一度読み返したい本です。

  • アジアもの。深夜特急やオーパ!以来こういうのに惹かれてしまいます。

    MBAとか一流グローバル企業の人事サイクルとかではなく、フリーターや普通のOLだった人たちのアジア移民記録。

    私が大学を卒業した時期(2003年ごろ)は就職氷河期で、日本で就職できなかった人がアジアに流れたりしていました。そんなニュース映像を見た私の母が、「可哀想に」と言っていたのを覚えていますが、ここに来て状況は逆転したかもしれません。

    確かに、異国で働くのは楽ではありません。安定だってしていません。給料も円建てに換算すれば安い。終身雇用なんて概念はありませんから、みんなプロスポーツ選手のように「オレの腕で稼ぐ!」感覚です。

    しかし、現状、そして長期的に見た場合、世界レベルで「使える」人材になっているのは、当時日本企業に就職しなかった彼ら。終身雇用の傘はありませんが、逆に言えばフリーエージェントの清々しさ、フェアさはあります。

    いつの時代どの場所でも、その社会の主流にどうしても馴染めない人たちはいるもの。昔のヨーロッパだったら船に乗ってアメリカに行ったんだろうし、最近なら起業したり士業で開業したり。

    実は私もどっちかというと日本の組織に馴染むのは苦手です。度胸がないから優等生やってますけど。

    もちろん、当人達は必死だし、苦労も山ほどありますが、「やったろやないかい」「もうやるしかない」という迫力と良くも悪くも密度の濃い人生が紙面からひしひしと伝わってきます。

    面白かった。

  • 海外志向が強いと思われる商社に就職したばかりの若者でも海外赴任を嫌がるなどその内向き思考が話題となる昨今の日本人(特に若者)ですが、その一方で日本を抜け出して直接アジアに働き口を求めた人たちの奮闘ぶりが本書で描かれています。
    若者に対して厳しい社会、一度新卒採用終身雇用の大きい枠組みが外れたら同じステイタスに戻ることが困難な閉鎖的な労働市場、そのようなな日本社会で自分の人生を賭け努力して本当に報われる日が来るのだろうか?昔なら少しは報われるというのがあったかもしれない。しかし、今の日本社会は成熟した斜陽の先進国で、才覚なくしては普通の幸せすらおぼつかないは多くの人が気づいていると思う。そんなことを再認識させられた一冊です。

  • アジアで働くに至った経緯と今の不安、満足度などがコンパクトにまとまっていて読みやすい。
    現地採用組の多くは独身者または現地でパートナーを見つけた方のよう。途上国のレートで雇用されている以上、出口戦略は不可欠だと感じた。

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著者プロフィール

1954年(昭和29)長野県生まれ。ノンフィクション、旅行作家。慶応義塾大学卒業後、新聞社勤務を経てフリーに。『12万円で世界を歩く』(朝日新聞社)でデビューし、以後、アジアを主なフィールドにバックパッカースタイルで旅を続け、次々と著作を発表している。『週末ちょっとディープな台湾旅』『週末ちょっとディープなタイ旅』(朝日新聞出版)、『旅がグンと楽になる7つの極意』(産業編集センター)、『沖縄の離島 路線バスの旅』(双葉社)など著書多数。

「2023年 『旅する桃源郷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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