伊勢斎宮と斎王 祈りをささげた皇女たち (塙選書101)

著者 :
  • 塙書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784827331011

作品紹介・あらすじ

古代から中世のなかばまで、天皇に代わり、皇族の女性が伊勢神宮に仕えた。その女性を斎王(斎宮)といい、謎に包まれた部分が多い。各時代での存在意義やその生活などを明らかにし、当時の人々の信仰・宗教観を考える。また、斎宮跡周辺の散策ポイントも紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 想像以上にむずい存在の斎王

    井上内親王・酒人内親王・朝原内親王の親子三代勤めた意味合いはなんだったのだろう(本文になかった)
    皇女ばかりではないようだし、天武天皇が制度を整備した利湯とか不思議です!

  • 古代から中世にかけて存在した、斎宮・斎王制度についての手頃な入門書。斎宮・斎王制度について、その歴史や意義、文学作品との関わり、史跡斎宮跡の案内など、様々な側面からわかりやすく、興味深く解説されている。斎王群行が、現役の天皇が都を離れることがほとんどなくなった平安時代以降において、律令国家の威信を示す重要なイベントだったという指摘が特に印象に残った。

  • 漠然としたイメージすらなかった、伊勢の斎王。資料、発掘結果などから、その実像に迫る本。歴史初心者でも読みやすい。

  • あまり文献や資料がなく、謎に包まれた斎宮・斎王について触れられている貴重な著作。

  • 分類=古代史・伊勢神宮・斎宮。04年5月。

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著者プロフィール

榎村寛之(えむら・ひろゆき)
1959年大阪府生まれ。
関西大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得修了。
博士(文学)。
1997年より三重県立斎宮歴史博物館の建設及び研究・運営に関わる。
著書に『律令天皇制祭祀の研究』『伊勢斎宮と斎王』『伊勢斎宮の歴史と文化』『伊勢斎宮の祭祀と制度』など。

「2020年 『律令天皇制祭祀と古代王権』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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