暴落を買え!~年収300万円から始める資本家入門~

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  • ビジネス社
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828419565

感想・レビュー・書評

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  • 種銭を作れ。第5章と第6章は読む価値、継続してやる価値あり。未来への仮説思考。インデックスファンド反対派たが、何に投資するかは本人責任、本人次第?

    第5章 いい会社に投資するための7つの基準。
    ビジネスモデルがシンプルで理解しやすい、本質的に安全なビジネスである、有利子負債が少ない強固なバランスシートを持っている、高い参入障壁に守られたビジネスである、持続可能な高ROEとそれに見合う利益成長がある、景気動向に左右されず生み出される潤沢なキャッシュフローがある、卓越した経営者がいる
    第6章 資本家になるための心構え
    才覚一つで社会的階層は変えられる、強い想いを持ったものが勝つ、謙虚である、規律・節制を重んじよ
    基本的に、ウォーレンバフェットと同じ。バフェットは卓越した経営者はいない前提に立っているが。
    個人的には、孫正義さんが利益を出せない時に株式市場に参入すること。

  • 暴落に関する話はあまりなく、本多静六の紹介や一般的に個別銘柄投資で言われていることが書かれていた。何かこの本出ないと吸収できない情報はなかった。

  • 本多静六つながりで手に取ったが読むだけ無駄.

    ・タイトルと内容があっていない,確かにロスチャイルドや本多静六,豊臣秀吉がいかに財をなしたかは記されているがそれだけである.
    そのくせ中身が中途半端で蛇足ばかり.まずは資本家になりましょうとか簡単な財務諸表の読み方とかそれができたら苦労しないよね系投資哲学とか,それいる?っていうものがうすーい量・質で書かれている.

    ・投資ファンド社長が書いてるだけあってインデックス運用をこき下ろしアクティブ運用を進めている.対立軸としてよく見かけるものだがこれらはそれぞれに一長一短あるものである.にも関わらずアクティブ運用にかなり贔屓していて読んでて気持ちが悪い.

    アクティブ運用はいいぞ〜の根拠はもはや細かく読んでいないが,販売手数料など諸々の中抜きがなかったり,ベンチマークとの比較期間が数年しかないとツッコミどころもある.

    うちの「厳選投資」っていうアクティブ運用はいいぞ〜とか営業トークするのは結構だが一著者としてまずは本にまとめるものを厳選して欲しかった.

  • ロスチャイルド家、豊臣秀吉、是川銀蔵は、多いところから少ないところにものを移し莫大な利益を得た。何かが起きたら、先を見据えことが大事。
    いい会社に投資する。
    ビジネスモデルがシンプルで理解しやすいこと
    景気に左右されないこと(×不動産◯衣食住、生活必需品、戦争が起きてもニーズがあるもの)
    有利子負債がすくないもの=キャッシュフローがある
    参入障壁が高いもの(キーエンス、テルモ)
    自己資本比率が高い&ROEがいい
    卓越した経営者がいること

    結論:バフェットっぽかった

  • 投資顧問会社のスパークスグループを運営する著者が長期的な株式投資の必要性とその手法について書いた一冊。

    本書を読んで株式投資を通じて資本家になることが富を築くことへの近道であることを感じました。現在は身分の区別もなく自由に行動できることから企業の経営面からみる資本の循環の仕組みから裁定取引を行える株式投資が富を築くうえで有効的であることを感じました。

    まずは種銭をつくって優良な成長企業に長期的に投資する。
    そのための選別法としてROEやビジネスモデルがシンプルであることや卓越した技術やブランドをもっていることなどが挙げられていましたが、経営者をみるという視点は投資顧問会社の著者ならではだと感じました。

    そんな本書のなかでも日本株の運用ではアクティブ運用の方がインデックス運用より良い成績を収めているというところは非常に印象に残りました。
    ただ、負債の話の際にもう少しバランスシートを使っての解説などがあれば理解が深まるとは感じました。

    本書を読んで、学んだことを活かして長期的な視点で優良銘柄を探すことを怠らずどんな時も奢らず規律と節制を守り株式投資をおこなっていきたいと感じました。

  • 株投資についての本(投資信託含む)。
    後半はいいのだけど、前半はなんだか株主をいいようにいいすぎてちょっと気持ち悪かった。
    会社組織のピラミッド構造だと、平社員の上に課長や部長がいて、その上に取締役、その上に社長がいるが、さらにその上には株主がいるので社長は株主には抗えないとのことだけど、だいたい社長なんて株主でもあるだろうと思うのだけど(しかも結構な割合をもってる)。
    配当は抑制しようとはしないから利害関係者の中では利益相反が起こらないみたいなことが書いてあったけど、これもよく分からなかった。配当をだしてないところもあると思うのだけど。
    過去の有名な資本家の例も情報を早く知ることが大事といいたいことは分からなくないけど、今やったら炎上しそうなことばかりな気がした。国民を騙したり、大地震が起きたからトタン板と釘を買い占めてそれで儲けたり。
    アクティブファンドについては、日本ではインデックス投資を下回るのは半分ぐらいしかないらしい(アメリカでは9割ほど)。アクティブファンドはインデックスファンドを上回ることはほとんどないと聞いたことあるけど、日本ではそうでもないらしい。
    まあ、それでも半分は下回るので、見極めは難しそうだけど。

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著者プロフィール

スパークス・グループ株式会社代表取締役社長。1954年札幌生まれ。78年上智大学経済学部卒業。80年に米ボストンのバブソンカレッジでMBA取得。帰国後、81年に野村総合研究所の企業調査アナリストとしてキャリアをスタート。82年ノムラ・セキュリティーズ・インターナショナル(ニューヨーク)に出向し、米国機関投資家向けの日本株のセールス業務に従事。85年、ニューヨークでアベ・キャピタル・リサーチを設立。日本株分析のレポートが世界的投資家ジョージ・ソロスの心を動かし、1億ドルの運用を任される。89年に帰国後、スパークス投資顧問を設立、2001年に上場。05年ハーバード大学ビジネススクールでAMP取得。著書に『株しかない』(幻冬舎)、『市場は間違える、だからチャンスがある』(日本経済新聞出版社)など。

「2017年 『株式投資の王道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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