本当は恐ろしい! こわい切手

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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828423920

作品紹介・あらすじ

世界の暗い歴史と陰謀を「こわい切手」を通じて読み解く

感想・レビュー・書評

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  • 内藤陽介さんの作品、ブクログ登録は2冊目。

    どのような方か、ウィキペディアで再確認しておきます。

    内藤 陽介(ないとう ようすけ、1967年1月22日 - )は日本の郵便学者、作家。フジホールディングス顧問、日本郵便文化振興機構代表理事、全日本郵趣連合代表理事副会長。全日本切手展審査員、アジア郵趣連盟及び国際郵趣連盟(英語版)国際切手展審査員。成城大学などで非常勤講師を務める。


    で、本作の内容は、次のとおり。(コピペです)

    怨霊、ゾンビ、鬼、そして人間の闇・・・・・・
    古今東西の奇妙な切手を集めた一冊。
    猟奇! 邪気! 怪奇!

    それぞれの切手には、いずれも世に出るだけの理由が必ずある。
    その理由を求めて、描かれた題材の歴史的・文化的・社会的背景を探っていくと、
    そこからさまざまなドラマが浮かび上がってくる。

  • 切手と関連エピソードを知りたくて読書。

    カラー掲載されている冒頭の切手を眺めるだけでも面白い。

    著者のトークショーで本書の見どころを聞いてから読んだ影響か、一気に読ませてもらった。

    日本では想像でもないできない「恐ろしい・こわい切手」は、その国の歴史的な背景や状況が大きく影響している。

    それらをさらに知るために投入されている数々のエピソードが好奇心をより刺激してくれる。

    ヒトラーの亡霊や最近の時事であるアフガニスタンの関係する切手。さらに最後に追加された嗚呼、おそロシアを特に興味深く読ませてもらった。

    僕個人では、郵送する機会はほぼないが、仕事では郵送する機会はある。

    今までは郵便局へ持ち込んで、郵便証紙を貼ってもらい送るほうが信用が得られるかなと思いそうしてきた。しかし、これからは郵便局の窓口でちょっと特別な切手でも買い求めて貼って楽しみながら郵送してみたいと思う。

    受け取った相手も喜んでくれるような気がしてきた。

    もう少し切手について知りたいとテンションを上げてくれる1冊。

    読書時間:約1時間

  • 最初は絵柄が○○に見えるっていういわゆる「心霊切手」で、いやこんなん気のせいやんと思いながら読み進めていたけれど、鬼や仏教、般若、映画の話、各国の交通事情や歴史などが解説されていてとても面白く読み進められた。最後の戦争の話は文句なしに怖かった!おそロシアのウクライナの話は、ロシア(ソ連)は本当酷いことするよな、と憤りながら読んだ。
    これから切手どうなるんだろう、と少し気になった。

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著者プロフィール

1967年東京都生まれ。東京大学文学部卒業。郵便学者。日本文芸家協会会員。切手等の郵便資料から国家や地域のあり方を読み解く「郵便学」を提唱し、研究・著作活動を続けている。

主な著書
『なぜイスラムはアメリカを憎むのか』(ダイヤモンド社)、『中東の誕生』(竹内書店新社)、『外国切手に描かれた日本』(光文社新書)、『切手と戦争』(新潮新書)、『反米の世界史』(講談社現代新書)、『事情のある国の切手ほど面白い』(メディアファクトリー新書)、『マリ近現代史』(彩流社)、『朝鮮戦争』、『リオデジャネイロ歴史紀行』、『パレスチナ現代史』、『チェ・ゲバラとキューバ革命』、『改訂増補版 アウシュヴィッツの手紙』、『日韓基本条約 シリーズ韓国現代史1953-1965』、『アフガニスタン現代史』、『龍とドラゴンの文化史』(えにし書房)、『みんな大好き陰謀論』(ビジネス社)、『日本人に忘れられたガダルカナル島の近現代史』(扶桑社)、『世界はいつでも不安定 国際ニュースの正しい読み方』、『今日も世界は迷走中』(ワニブックス)、『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.1 戦前編』、『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.2 戦後編』、『切手でたどる郵便創業150年の歴史 vol.3 平成・令和編』(日本郵趣出版)、『誰もが知りたいQアノンの正体(みんな大好き陰謀論Ⅱ)』、『本当は恐ろしい! こわい切手』(ビジネス社)、『現代日中関係史 第1部 1945-1972』(日本郵趣出版)、『現代日中関係史 第2部 1972-2022』(日本郵趣出版)。

「2024年 『キュリオマガジン2024年3月号』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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