18歳からのお金の教科書

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  • ビジネス社
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784828424330

作品紹介・あらすじ

法改正により18歳から成人に。
税金、社会保険、生命保険、クレジットカード消費者金融、投資、預貯金など新成人が知っておくべきお金の基本をわかりやすく解説。

感想・レビュー・書評

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  • キャッシュカード・デビッドカード・クレジットカードなどのカード類、それぞれの働き方に対しての稼ぎ方、国民年金・厚生年金・iDeCoなどに関しての年金、健康保険・国民健康保険・生命保険・医療保険・がん保険・成人病特約・成人医療特約に関する保険、所得税・住民税・ふるさと納税・消費税・自動車税などに関する税金、株・NISA・金・プラチナ・FX・外貨預金・暗号資産などに関する投資、借金、生活保護について、誰が読んでもわかりやすいように書いてある本だった。

    分かりやすく書いてありとても勉強になったが、「借金は悪いことではない」など、色々なものを勧める書き方をしてあり少し嫌だった。
    また、この本は2022年に発行された本のため情報が古いこともあるが、できればその都度最新版を発行してほしいと思った。
    どの年齢層の人が読んでも勉強になるため、また読みたいなと思った。

    この本で学んだ、知ったこと
    ・クレジットカードの振込を2回連続で忘れるとブラックリストに入ってしまう。
    ・たとえ規模が大きくても、法人登記をしていれば会社、していなければ個人事業主になる。会社の場合、法人税・法人住民税などを払い、個人事業主の場合、所得税・住民税などを支払う。
    ・生家が農家じゃないと農地を借りることも、農地を購入することもできない、新規就農も認められないことはないが、非常に面倒くさい手続きを踏み相当な準備をしないといけない。
    ・個人年金に個人年金保険料税制適格特約を付加すると個人年金の所得控除を受けることができる。しかしこの特約には色々な条件がある。
    ・国民健康保険は、国民健康保険に加入する義務が生じた日から保険料が発生するため、国民健康保険に加入していない期間があると、義務が生じた日からの保険料を払えと請求が来る。
    ・生命保険や医療保険に入っていると所得税・住民税の控除がうけられることがある。
    ・自動車税は1年の途中で、新車を購入登録した場合、その時の自動車税は月割りで請求されるため月末ではなく、月初めに購入した方が1ヶ月分の税金を支払わなくて済み節税になる。
    ・軽自動車税は自動車税と違って月割計算がない。軽自動車税は4月1日に所有している人に請求されるが1年の途中で新たに購入した人には月割り請求がない、つまり4月2日以降に新車の軽自動車を購入した場合、その年の軽自動車税は免除になる。
    ・自動車税環境性能割は自動車の取得価格(車両本体価格+オプション)に対してかかってくる税金のため、自動車を買う時にオプションを全て付けてしまうと自動車税環境性能割は高くなる。しかしオプションを後から付けると自動車税環境性能割が追加されないため、後から付けられるオプションは全て後から付けて購入時はなるべく本体のみにすれば、その分自動車税環境性能割が安くなる。
    また、型落ちの中古だと何年型落ちにもよるが、その分いくらか免税となることがある。

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1313368

  • クレジットカードから保険、税金などいろいろなことについて説明。
    保守的な印象。

  • これから社会人になる学生さんにおすすめの本。税金、生活保護などの制度、投資、借金などのお金にまつわるあれこれをまとめて教えてくれる。分かりやすい説明と表でとっつきやすい。

  • よく耳にするけど、まだよく分からない話題が多く取り上げられていた。
    *クレジットカード
    *年金
    *健康保険、生命保険、医療保険
    *税金
    *ふるさと納税
    *投資、NISAなどなど、、、

    【大切なこと】
    ✴保険は私たちが将来、予期せぬ事態に陥った時に与えてくれる商品。『健康保険』のひとつだけで賄える訳では無い。

    ✴【保険の決め方】
    ①少し無駄があっても手厚い保障の方に入る
    ②最低限の保険に入り、手厚い保障との差額は確実に預貯金する


    【知識】
    *詐欺メールには、こちら側の宛名が書かれていない!

    *起業をするには、まずは副業から!
    『とりあえず事業してみる』

    〈会社と個人事業主の違い〉
    ①『法人登記』をしているかどうか。
    ・あり→会社
    ・なし→個人事業主
    ②税法上の取り扱い
    会社→法人税、法人住民税
    個人事業主→所得税、住民税

    -----------------------------
    【公的年金】
    20~60歳の全ての国民は『公的年金』に加入する。=『国民年金』
    ※公務員は+『厚生年金』に加入
    =現役世代が毎月保険料を納めて、高齢者の生活を年金の掛け金によって支える

    ☆10年以上支払わないと、将来年金がもらえなくなるから注意⚠

    〈公的年金メリット〉
    ①死ぬまでもらえる
    ②受給額が物価と連動している
    ③非課税=効率的に老後資金を貯蓄できる

    〈デメリット〉
    ①掛け金よりも受給額が少なくなる可能性がある
    ②今後受給額は目減りしていく可能性が高い
    ③自由に引き出せない

    〈国民年金保険料〉
    (例)2022年7月時点→月額16,590円×40年間
    =65歳から毎年約78万円の支給
    ☆前納制度で割引がある

    〈厚生年金保険料〉
    会社側が給与から天引きする(9.15%)
    受給額=月額約15万円程度=年間180万円

    〈公的年金の特典〉
    ・『障害年金』→公的年金加入者が病気や怪我で障害が残り、働けなくなったらもらえる
    ・『遺族年金』→加入者が年金をもらう前に死亡した時に残された家族がもらえる(基礎年金の掛け金を満額支払った時と同じ額がもらえる)
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    【確定拠出年金(iDeCo)】
    *公的年金で老後資金の不足を補うために作られた制度
    *「自分の掛け金」と「自分の運用(銀行窓口や証券会社が用意している金融商品を自分で選ぶ)」で年金額が決定する

    〈メリット〉
    ①自分で積立て運用する年金だから、年金受給額が勝手に減らされることがない!
    ②税金が安くなる
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    【健康保険】
    国が医療費の7割を負担する制度
    ※未加入の場合→加入資格が生じた日から保険料が発生する。

    【生命保険】
    契約者が死亡した時に遺族が受け取ることができる保険
    【医療保険】
    病気や怪我をして入院したり手術した時に契約者本人へ支払われる保険

    *『掛け捨て型』(安い)と『貯蓄型』(高い)がある。貯蓄型は高いから掛け捨て型にして、残りのお金は預貯金にしよう、、と考えても、浮いたお金は使いがち。
    だから、『貯蓄型も悪くない』
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    【税金】
    『源泉徴収』→会社が給与を支払う時に、あらかじめ税金を徴収する制度
    アルバイト→月に88,000円以上の給与は対象
    だが、源泉徴収は実際の税額よりも多くなりがち。アルバイトの場合は確定申告が必要。正社員は「年末調整」で解決

    〈自動車税〉
    自動車からの排気量に応じて税額が決まる。

    ☆新車購入は月初めに!
    →購入月の税金は免除される
    =月初めに購入すると1ヶ月分節税になる

    ☆オプション(カーナビやドライブレコーダー)はあと付けがオトク!
    『自動車性能割』の税金は自動車の価格に対してかかる。=車の価格が安ければ税金も安くなる

    ☆『下取り価格は低めで、本体価格(車両部分を優先的に)を下げてもらう』=節税に!『自動車性能割』の税金が安くなるから

    〈軽自動車税〉
    ☆軽自動車は一律10,800円でオトク!
    軽は月割り計算ではなく、4月1日に請求がある。=軽自動車は4月2日以降に購入すると1年分節税

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    【借金】
    「公的金融機関」を優先!、利息が安い
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    【感想】
    大人になり、知っていると必ず得をする事柄がたくさん詰まっていた。

    特に、年金や保険、税金のジャンルが勉強になった。これからのお金の管理を自分に適したやり方で行っていくことが大切。
    より得に、預金していきたい✩.*˚

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著者プロフィール

1960年生まれ、大阪府出身。
元国税調査官。主に法人税担当調査官として10年間国税庁に勤務。
現在は経営コンサルタントの傍ら、ビジネス・税金関係の執筆を行なっている。フジテレビドラマ「マルサ!!」監修。著書に『脱税のススメ』シリーズ(彩図社)、『完全図解版 税務署対策最強マニュアル』(ビジネス社)、『サラリーマンのための起業の教科書』(小学館)などがある。

「2023年 『正しい脱税』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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