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- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828820323
感想・レビュー・書評
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主人公五郎の「さまよってる感」に同調してしまった。
何かに追われているような、ひもでつながれているような、だけど逃げたいというわけでもないような。
こういう自分でも何がしたいのかわからない気持ちや、突然ちょっとしたことにイライラしたりハイになったりする様子は、自分にも覚えがある。
この小説、わからない人には本当にわけがわからないだろうな、と思う。
何か目立った出来事が起こるわけでもないし、途中で突然回想や印象のようなものがふっと出てきては消えて行く。
私にはその幻のようなもの(を見る主人公)が妙にリアルに感じられた。
人間って、現実と幻の境目に立って生きているんだよね、と。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
、鹿児島などを舞台とした作品です。
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