- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784828830636
作品紹介・あらすじ
強靭な思考力と該博の知識による、欄外の余白に嵌め込まれた絢爛たる鏤刻の小宇宙・-エドガー・ポーのひそみにならい書き継がれた多彩な断章の集積が、いま異色の読書ノートとして顕現する卓抜なエッセイ集。
感想・レビュー・書評
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さらっと読めるタイプ。
首切り機械ギヨティーヌの件が面白かったです。
あと石川淳を読んでみたくなりました。 -
とりとめが無さそうでありながら、何となく『本について』というテーマで纏まっているようなエッセイ集。あとがきと解説には『読書ノート』とある。
様々な本のタイトルが挙げられていて、どれも面白そうだが、きっと邦訳が無いものも少なくないんだろうなぁ……。 -
マルジナリア/
アルキメデスの渦巻/パドヴァの石屋/イソッタの墓/サロニカ日記/ギリシア旅行スナップ/サン・タンヌ街の女の子/オッフェンバックの目/新釈『ピーター・パン』/E・Tは人間そのもの/エウリピデスと『メディア』について/性差あるいはズボンとスカート/SFをめぐる覚書/ある死刑廃止論/私の一冊/
記憶力について/『乱菊物語』と室津のこと/石川淳『至福千年』解説/現代の随想「石川淳集」解説/石川淳『六道遊行』/大岡昇平さんのこと/埴谷雄高のデモノロギー/鷲巣繁男追悼/「ああモッタイない」/
解説:出口裕弘 -
古今東西、ありとあらゆること(といってもいいいほどのもの)を自由自在に述べる……私ごときが感心するまでもないけれど。「手もとに本がないので、もっぱら記憶に頼って書かなければならないが」と言いながら、ピーター・パンについて解釈できるだろうか、できちゃうのだ、この人は。
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2009/5/24購入