風の聖痕 2 (富士見ファンタジア文庫 や 1-1-2)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
3.51
  • (15)
  • (9)
  • (45)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 206
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829114476

作品紹介・あらすじ

「あ…あああああああああああっ!!」袂に隠し持っていた短刀を抜き放つと、女は男の胸に飛び込んでいった-。宴の席で八神和麻を襲ったのは、神凪家の末席に名を連ねる大神家の娘・操。先の風牙衆との戦いで兄と弟を失った操は、和麻を仇として命を狙ったのだ。襲撃は未遂に終わり、何事もなかったように宴は再開されたが、神凪綾乃は、不思議でならなかった。和麻が命を狙われながらも、操を生かしていることに。不可解な和麻の態度に、綾乃の心は何故か激しく揺れ動く。和麻と操の過去に何があったのか!?すべてが謎のまま操が失踪し、事態は最悪の状況に進展していく。魂が叫ぶハイパー・エレメント・アクション。絶好調のシリーズ第2弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 幼き頃、周りから苛められていた時に一度だけ助けられた操に命を狙われていても……それでもあの時に見えた優しさが心の救いとなり、そして今生きている。だから、どんなに恨まれても生きていて欲しい。選ぶ為じゃなく、大切だと思うものを二度と失わない――奪わせない為に持てる最強の力を振い、護り切ろうと戦う和麻の姿がカッコよく、新たな一面が見れたことでより一層惹かれました。相変わらず上手い表現方法をしている地の文と台詞が相俟ってバトルシーンは熱く惹き込まれてしまう。そして、操を護ろうとする和麻に無自覚嫉妬する綾乃が可愛い。

  • 2巻とは書いてあるものの、これ1冊でも楽しめるつくりになっている作品。ここでは和麻と綾乃が戦う描写がとても丁寧に書いてあって良かった。和麻の内心にも少々触れるところが出てきたりと、過去から現在へ移行していく和麻の心理が微妙ではあるが少しずつ出てきた巻である。

  • まぁまぁ、というところ

  • 前作では、自分に刃向かうものには容赦ない態度の和麻だったが今回は何かおかしい…。
    自分を兄の敵として殺そうとした操をあっさりと見逃したのだ。
    そんな和麻にヤキモチ(本人自覚なし)から反発を覚える綾乃。
    そんな中、世間では謎の事件が起こっていた。
    若者が町中で突然の衰弱死体となって発見されたのだ。
    しかし敵は意外な人物で―――。
    未だに全てを明かしていない、和麻の香港での4年間に関係する
    話が少しだけ出てくる。
    一体何があったのかが気になるところだ。
    相変わらずの2人のやりとりも、前作よりは息が合ってきて
    いる…かも?

  •  この巻では、八神和麻の過去話が事件へと関わる話です。ただ和麻が、何故操を庇うのかの種明かし(回想)が早すぎる気がします。
     この巻の他の見所は、綾乃の友達に正体がばれてしまうこと、綾乃VS霧香などがあります。
     また、助けた後の操と和麻の会話はまるで、D・Sっぽいなーと感じました。
     続刊も楽しみに読みたいと思います。

  • 個人的には前の方がおもしろかったなと思います(;´∀`)それでも和麻の優しさにはあいかわらずベタ惚れでしたがww

全8件中 1 - 8件を表示

山門敬弘の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×