スクラップド・プリンセス サプリメント さまよう者達の組曲 (富士見ファンタジア文庫 88-16 スクラップド・プリンセス サプリメ)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
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本棚登録 : 151
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829114698

作品紹介・あらすじ

「おにーちゃんっおにーちゃんっおにーちゃんっおにーちゃんっおにーちゃんっ」-負けるもんか。シャノンは思った。惰眠を貪れる唯一の土曜日。この程度のことで屈するわけにはいかないのだ。しかし、歯をくいしばって耐えている時点で、既に目的と手段が入れ替わっているのだが-。「だらあああぁぁぁぁぁっ」「あ。おにーちゃん、おきた、おきた」妹パシフィカ四歳、兄シャノン九歳。二人のばかばかしくも激しい闘いは、こんな頃から始まっていたのだった-。カスール三姉兄妹の子供時代を描く「星空に捧ぐ祝賛歌」ほか、キダーフが主役の「処女と殺人者の小夜曲」、ラクウェル姉が大暴れする「温泉狂想曲」の書き下ろし2本を含む初めての短編集、ついに登場。

感想・レビュー・書評

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    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    短編集
    シャノン達の子供時代の話、ラクウェルが酔っ払う話、クリストファの過去の話、キダーフの話の4本となっている。
    クリスファとキダーフの話はサブキャラクターのことをよりよく知ることができる良い内容となっている。特にクリスの話は本編のクリスに大きな影響を与える内容となっていて非常に良い内容だった。
    シャノン達の子供時代の話はシャノンの両親に関する話になると思う。中々に愉快な人達だったようだ。
    酒乱ラクウェルの話は絶対に酒を飲ませてはいけないタイプの人間だということはよく理解できた。

  • 実際に読んだのは、ドラゴンマガジンに連載された方だったからなァ。

  • 『すてプリ』シリーズ外伝その1。シリアスな本編の息抜きに丁度良い、短編4作を収録。姉兄妹のプレ編的話、クリスの過去話、ギターフの休暇話、そしてラクウェル姉大暴走の話と、バラエティに富んでいます。

  • すてプリ外伝!つーか本編とかかわりの薄い短編集!<br>
    やっぱりおもろいね、キャラが立ってるってことはすばらしいことだ。<br>
    ラクウェル、酒飲んだら悪の心にっ!とか吹いた、親父最高、名言残しすぎ・・・<br>
    キャロル母さんもなかなかに性格きつくてイイね、両親の過去の話見てぇーー

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著者プロフィール

第9回ファンタジア長編小説大賞準入選作「ドラゴンズ・ウィル」でデビュー。主なシリーズに「スクラップド・プリンセス」「ストレイト・ジャケット」「棺姫のチャイカ」の他、「アウトブレイク・カンパニー」(講談社ラノベ文庫)などがある。

「2019年 『妖精狙撃 エルフ・ウィズ・サイレントアサシン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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