風の聖痕 4 (富士見ファンタジア文庫 や 1-1-4)
- KADOKAWA(富士見書房) (2003年10月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829115589
作品紹介・あらすじ
それが、視界に飛び込んできた瞬間、八神和麻の意識から、それ以外のすべてが消滅した。無意識の内に足を踏み出し、乞いを求めるように手を差し出す。二度と会えないはずの少女が、そこにいた。あの時の姿、そのままに。「…翠、鈴…」和麻の唇が、かすれた呟きを漏らした。-新宿で夜毎のように行われている術者らしき若者たちのストリートファイト。その噂の真偽を追い、その裏にいる人物を探る和麻。しかし、世界最強の風術師は、一人の少女の出現に激しく動揺するのだった。果たして彼女は、あの翠鈴なのか!?風が哭くハイパー・エレメント・アクション。衝撃のシリーズ第4弾。
感想・レビュー・書評
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ここでは和麻の過去への複線が出てくる。和麻がここまで自分の過去について何度か気持ちを揺さぶられるところがあるけれど、これ以降どう過去を清算するのかがみどころになる感じ。
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前編です。
イラストが良くなってますね。 -
風の聖痕シリーズの4巻を読了しましたので、簡単な感想を。
この巻では、八神和麻を形作る原因となった翠鈴に似た少女が登場します。話の冒頭は、綾乃の友人であまり性格が解らずに居た七瀬が中心になって、覗きの常連の男子生徒をリンチする所から始まります。
他には前巻での事件を機に成長した煉が、垣間見えるのが観どころかと。
万魔殿で翠鈴に似た少女と首魁に会いますが、逃げられ次巻へと続いていきます。さてどういう結末を迎えるのでしょうか?
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新宿でサイキックバトルが行われている―――特定の血筋でもなく、
とくに修行したこともない人間が、急に特殊能力に目覚め事件を
起こしているという。
ひょんな事からその事件に関わることになった和麻と綾乃。
だが、和麻と警視庁特殊資料整理室(警視庁で霊的事件の対処に当たる
部署)の新人が事件に関わりのある若者を捕縛しようとしていた時に、
突如和麻は走り去ってしまう。
和麻が追いかける先には、4年前中国で永遠の別れを果たしたはずの
少女、翠鈴(ツォイリン)が……
ちらちらとしか出てこなかった和麻の過去の話がようやくベールを
脱ぐのか?
しかしこの巻だけでは終わっていないので次巻まで続けて読むのが
よい。 -
和麻の過去がチラリと見えてくる巻。これを読んでますます和麻の生き方に惚れ///
つらい過去を和麻がどう振り切るか・・・見ものですねw