スクラップド・プリンセス13 天に響く聖譚詩 (富士見ファンタジア文庫 88-20 スクラップド・プリンセス 13)

著者 :
  • KADOKAWA(富士見書房)
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本棚登録 : 181
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829115626

作品紹介・あらすじ

16歳の誕生日を前にパシフィカは落ち着かない日を過ごしていた。それはパシフィカにとって思いもかけない誘いだったから。血を分けた双子の兄が自分に会いたがっているという。「私の双子の兄さん…。喜んで-くれるかな?喜んで…くれる…よね?」そして、ついにその日はやってきた。初めての対面に緊張しつつも嬉しそうな二人。それを見守る義兄シャノンと義姉ラクウェル。全てが穏やかな幸福感に包まれたまま終わるはずだったのに!世界がパシフィカのために用意したシナリオは、あまりにも残酷だった-。榊一郎が贈るハートフルファンタジー。超絶クライマックス。

感想・レビュー・書評

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  • [評価]
    ★★★★★ 星5つ

    [感想]
    長く続いたスクラップド・プリンセスも最終巻だ。
    最終巻では兄妹の再開と世界の秘密に迫っている。
    兄妹の再開は王族としての使命感をもった兄のフォルシスが『秩序守護者』に誘導されたことで悲劇的な再開となってしまった。
    しかし、その結果こそがパシフィカに与えられた役割だったことが語られたときには愕然としてしまった。その後、結果的には世界は解放され、パシフィカも救われ、大団円と行きたいところっだが、スィンの部分だけは悲しかったな。
    しかし、エピローグに登場していたスィンそっくりの子供については今後の外伝で出自が明らかになるのだろうか。

  • ファンタジーが読みたくて、だから読み始めた小説だったのに……
    オチがどうしても許せない。
    イラストを手掛けた安曇雪伸さんは当時、PBMのイラストも手掛け、そのPBMの設定と棄てプリは似た設定だから、あんな結末なのかな。

  • 『すてプリ』シリーズ最終巻。なんとか合流したカスール三姉兄妹ご一行の元に、フォルシス王子から「会いたい」との申し入れが届いた。初めての対面に心躍るパシフィカと、決意を胸に秘めた王子。パシフィカ16歳の誕生日、運命の日まであと僅か。
    長かった姉兄妹の旅も、ようやく終幕です。

  • ラストバトルと種明かしと結末の巻。<br>
    ていうか帯が!!ネタバレし過ぎと言うか何というか!!!(;´Д`)<br>
    フォルシスカッコイイなぁ・・・絶対こーすると思ってたけど、自分に達するほどやっちまうとは・・・<br>
    しかもコレすら引き金!!どんだけ周到な毒なのか!<br>
    ラクウェルがマジ慌てたり、いろいろとヤバイ展開でしたが見事な結末で御座いました。<br>
    <HI>だっけ、アレの話はサプリメントとかで語られるのかな?<br>
    それともアレで終わり?うわ、切ねぇー<br> <br>
    というか問題はそんなところじゃ無いのですさ、スィンの存在!!<br>
    あ の 子 誰 の 子 な ん だ !!!<br>
    パシフィカの姪とか言ってたということは??シャノンかラクウェルの子ども??<br>
    シャノンはパシフィカとフラグ立ってたからきっと違うとして、ラクウェルなのか・・・<br>
    ああ、これこそサプリメントで語られるのかっっっ!!!<br>
    まずいなー、サプリはまだ全部買ってないぞ・・・買いに行かねばならんではないか・・・<br> <br>
    ま、いい作品でした。読んで損なしの一冊です。<br>
    次は氏の別の作品も読んでみたいな。

  • 作者はPC関係にお強い方とお見受けする。ファンタジーでありながら専門用語が何故か飛び交う。設定に凝りすぎて、ちょっとついて行けなくなる所もあり。もう少し「人間味」の部分を掘り下げてくれた方が私としては好みであったなぁ。

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著者プロフィール

第9回ファンタジア長編小説大賞準入選作「ドラゴンズ・ウィル」でデビュー。主なシリーズに「スクラップド・プリンセス」「ストレイト・ジャケット」「棺姫のチャイカ」の他、「アウトブレイク・カンパニー」(講談社ラノベ文庫)などがある。

「2019年 『妖精狙撃 エルフ・ウィズ・サイレントアサシン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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