鋼殻のレギオス 6 レッド・ノクターン (富士見ファンタジア文庫 あ 1-1-6)

  • KADOKAWA(富士見書房)
3.55
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本棚登録 : 473
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829119266

作品紹介・あらすじ

嫌な予感がした。「隊長は、どうしました?」いずれわかることだし、誰かが聞かなければならなかった。「ニーナは現在、行方不明だ」冷たく、つらい現実を、銀髪の生徒会長が告げる。その瞬間、レイフォンは心の中でコトリ…となにかの音がしたのを感じた。その間にも、夥しい数の汚染獣がツェルニに向かって、愚直なまでの一直線で向かってくる。一方、グレンダンを発ったリーリンは途中で立ち寄った学園都市・マイアスで奇妙な事件に巻き込まれる。そこで彼女が出会ったのは-。超快進撃シリーズ、大転回の第六弾。

感想・レビュー・書評

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  • ☆3.5

    理由を持たないレイフォンにカリアンが諭す話。
    誰かに理由を渡して依存するのは理解できるがそれでは進めないのもまた事実。だから最後にニーナが戻ってきたのは惜しかったね。
    いろんな人と関わっていって理由をみつけていければ最良だろうけどレイフォンのウジウジは未だ治らず。

  • 多くの謎を棚上げにしたまま、物語が進んでいく。
    新展開があらゆる要素で唐突過ぎてついていけない。
    理解しているのは作者だけ、という、典型的な独りよがりの臭いを感じる。
    ある程度までは手法として面白いとも思うが、あまりにも読者置いてけぼり感がひどくなってくるとしらける。
    そろそろ、どこまで読もうか、どこで切ろうかと常に考えながら読み進めている俺がいる。
    もう6巻だよ?いつまで過去を引きずってウダウダグジグジやってるんだろうね。
    毎回毎回、同じ文章を何度読まされたことか。ループしすぎ。前に進めよ。
    いつまでも過去の失敗から抜け出せない主人公という、そういう個性はあってもいいのかもしれない。
    ただ、どの巻でも繰り返し同じような文章を何度も何度も読まされるのは小説として、面白くない。何度も読んだよその文章は・・・。
    物語が始まったころは「面白くなりそう」という期待も膨らんだが、こう繰り返し同じ展開を持ってこられると胸焼けしか感じない。
    読了。設定も苦しいが会話も苦しくなってきた。レイフォンに説教する会長とかうぜー。
    今回、どうにも筋書きが唐突で理解しにくいと思ったが、どうやら別に書き下ろされた短編を読んでからでないと理解しにくい作りになった、とあとがきに書かれていた。
    なんぞそれ・・・。読みづらいよ。( ゚д゚)
    今巻から新章に突入したこともあとがきで明かされたが、まったく気付かなかったぞ。ひたすらわかりにくく、新要素が突然詰め込まれただけに思えた。
    もうちょっとやりようがあるだろうと・・・。
    次巻からいよいよ都市対抗戦が始まるわけだが・・どうせグダグダ悩み、言い訳しつつ、説教されるだけの話だろうし、読む気がうせた。
    20巻以上でてるんだし、どこかで面白くなるかも・・?とは思うんだが・・・なるのか?(゚ー゚;A

  • 汚染された世界で生きるために戦う学生武芸者たちの話。
    6巻。

    今回からなんとなく新章だそうで。
    1冊ぐらい読み飛ばしたかと心配になった。
    学園都市編から、他都市も絡むようになってくるということの様子。

    しかし、きっちり付いて行こうと思うと、短編がわかっていないと唐突な気になる構成は、いかがなものかと思う。
    本編を読んでいないといまいちわからない短編、というならともかく。
    後でで良いので、本編のみで完結するように、謎めいたところは拾っていってほしいものだ。

  • 今回は廃貴族にとりつかれたニーナが突然突然別の都市に飛ばされてしまう。

  • 一応第二部、とのことなので展開が変わる。
    構成も上手い人だとは思うのだけれど、個人的な好みで言えば
    回りくどい部分とチープなところがあまり好きではない。
    学園モノだった分にはそれもまた面白かったのだが
    こうなってくるとちょっとどうだろうと思ってしまう。

    また、メディアミックスや番外編は結構だが
    話が広がりすぎる上に、それを見ていないと本編が分かりづらくなる
    というやり方には疑問を感じる。



    以下ネタバレ。

    廃貴族まではついて行けたが
    突然ニーナの立場が隊長とは全く違うところへ飛んでしまい
    故郷が云々という話まで出てくる。
    これはまだしも、リーリンが単にレイフォンに会いに来る
    という以上の絡み方をしてきそうなのが個人的には気に入らない。

    実は普通の女の子がキーポイントでした
    というのはありがちで、それ自体は別に構わないのだが
    ニーナ、リーリン、フェリ、メイがレイフォンに好意を寄せている
    という展開を作っておいてこれはどうなのだろう。
    と思うのは、自分が女であり、ニーナに肩入れをしているせいか。

    レイフォンがニーナを心配するのは
    大切な人だからではなく、依存している相手だから。
    これは女としてはかなりショックだと思う。
    メイのような系統の子なら素直にショックだと泣き喚くだろうが
    ニーナみたいなタイプの人は
    それが出来ない分辛いだろう。

    ファンタジー部分は面白いのだけれど
    少々恋愛模様の部分が飽きてきたし
    ファンタジー部分も『学園都市』から広がりすぎているように感じる。

    唯一、
    ツェルニが暴走しており、汚染獣の群れに突っ込んでいる。
    そんな状況での会長の演説はちょっと感動した。
    あまりに絶望的な状況、というのがわかってはいても
    どうもレイフォンがスーパーヒーローなだけに
    どうせ大丈夫だろう、という感じで感情移入が出来ないのだが
    それでも、武闘科の生徒を誇りが誇りを持てるよう
    送り出すことがせめてもの一般科の生徒の務めというのは
    とても納得がいくものだった。

  • 誰かを目指し、誰かの後を追いかけるのは決して悪いことではない。しかし、自分の行く先や進みたい、進むべき道が見つからないからといって、頼れる人の背を追うことしかしないのは、ただの思考の怠慢であるようにも感じられる。
    人のほとんどの行動には理由がある。「孤独が嫌だから人と接する」「クビになりたくない」もしくは「今の職が好きだから仕事に励む」など、行動理由は無数にある。暇つぶしにすら「退屈な時間を無駄に消費するのが嫌だから」などの理由が存在する。レイフォンが闇試合に出ていたのも「園のためのお金を稼ぐため」という理由があった。しかし、レイフォンがニーナの背について行くのにははっきりとした理由が無い。そこに理由を持てるようになれば、レイフォンはもう少し良い生き方を見つけられるのだはないだろうかと、私は考えた。

  • 第二部開始.物語世界の謎が次々に出てきて,ついていくのがちょっと大変.

  • アニメ化ライトノベルです。
    アニメ第1話を見て原作に着手です(笑)
    頂点まで上り詰めた主人公の挫折から、新たな人生を歩もうとする姿をえがいた学園物。
    主人公の挫折が最初ちょっと伝わり難くて違和感があったけど話が進むにつれてじんわりと判ってきました。
    周りが女の子ばかりってのは・・・作者の趣味でしょうか(^-^;

    アニメのほうは最初意味不明(だから余計に原作に手を出しちゃったんだけど)原作読んで時系列がちょっと整理されました。
    ていうか・・アニメストーリー欲張りすぎかも・・・。

  • 第2部開始ちっく。
    いろいろ複雑に絡み合って、文庫で順番に読んでても話が繋がらない罠。
    本命は決まりなのかな?
    リーリンとフェリがお気に入りv

  • 短編集で補完してもらわな、7割しか楽しめねえよ

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著者プロフィール

第15回ファンタジア長編小説大賞〈佳作〉受賞作『マテリアルナイト 少女は巨人と踊る』でデビュー。続く2作目の「鋼殻のレギオス」は大ヒットシリーズとなる。

「2018年 『クラウン・オブ・リザードマン3 無冠の覇者は戦場を望む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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