宇宙一の無責任男シリーズ〈1〉無責任艦長タイラー (富士見ファンタジア文庫)
- KADOKAWA(富士見書房) (1989年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (261ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829123119
作品紹介・あらすじ
コツコツやる奴ァ、ゴクローさんってか!?-ジャスティ・ウエキ・タイラーは軍隊一お世辞上手なお調子者。上官のタイコ持ちしか能がないとみられているタイラーだが、奇抜な作戦と想像を絶する(!?)幸運とでトントン拍子に出世して、今や最新鋭宇宙戦艦の艦長なのだ。今日も今日とて副官以下の心配と不信の眼をよそに、ハナ歌まじりで航海中。だが、敵ラアルゴン帝国の通信衛星と遭遇して…。新鋭吉岡平書き下ろしのユーモア・スペース・オペラの登場だ。
感想・レビュー・書評
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コメディ。面白かった。表紙の絵面が読者を遠ざけたような…、いや、一部マニアックな人を惹きつけたのか
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宇宙一の無責任男シリーズ〈1〉無責任艦長タイラー (富士見ファンタジア文庫)
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全力でテキトー。
面白かった。
タイラーが思ってたよりもおじさんテイストだった。 -
アニメにどハマリして買った本。俺の中の読書熱加速装置ともいうべき本。色々なパロディがあり面白かったなぁ。
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この世界、どうも日本の影響がかなり濃い世界のようです。
登場人物に和名と思しき名前が多いのを始めとし、
故事として引用される事物、戦艦の名前、それから書物に至るまで、
日本のものと思われるものばかり。
一体この世界での日本は、どんな発展を遂げたのでしょうか。
………
エレベーターのドアが開くと、そこは巨大な半球状のブリッジだ。
すでに勢揃いしていた、『阿蘇』のスタッフの視線が、振り向きざま一斉に彼を見た。
「ヤッ、ド~モ」
ヤマモトの苦りきった表情も、キム中尉の呆れ果てた嘲笑も、タイラーの目には入らなかった。
ただ彼の目に映ったのは、全天球ドームに輝く無数の星々のきらめきだけだ。
「カ~ッ! 無限に広がる大宇宙ときたもんだ」
ヤマモトの表情が一瞬凍りついたようにひきつったことにも、彼は気がつかなかった。
そのまま艦長席にドッカとばかりに座ると、コンソールに両足を投げ出す。
「さあ諸君、今日もはりきって戦争に殺戮に励みましょう!」
……… -
元祖。今読み返すと、昔わからなかったネタもわかるようになって楽しい。密度濃くてやっぱりいいな。
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個人的には嫁入り道具になりそうな気がするタイラーシリーズをご紹介。
スーダラ節を歌いながら登場するような無責任?な主人公・ジャスティの軍隊入隊からそれ以降の話を、ライトに、明るく楽しくたまに毒を持って?描いています。アニメにもなった第1部ももちろん楽しいですが、その後の子や孫、玄孫?の代の話も楽しいです。無責任三国志がお勧め。膨大な作品量、ちょっとしたパクリも含めて、B級ラノベの筆頭なのではないでしょうか?
第1部、それ以降と大分文章の書き方が変わります。黙示録以降は絵も変わります。そこらへんは作者以外の関係によるものもあり、別に気にしないのであれば・・・。
思考が暗くなる前に読むと効果的。