自由人の歎き 下 (富士見ファンタジア文庫 21-22 ソード・ワールド・ノベル)
- KADOKAWA(富士見書房) (1994年8月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829125823
感想・レビュー・書評
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パルマー村に報復の攻撃を仕掛ける巨人たち。「堕ちた巨人」の陰謀。パルマー村を守るアーェルヴ、パーミアたち。自分の使命について思い悩むアーヴェルなとちゃんとした物語だよね。前半にケインやケッチャなどの「スチャラカ冒険隊」がゲスト出演(笑)さすがにこの物語の中ではあまりおふざけはできませんね(笑)
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自転車で世界を走った作者の7年半の記憶。とにかく物凄く読みやすい文章で、まるで飲み会の席で旅のエピソードを聞いているみたい。旅を通しではなく、作者の心に強く残った芯を切り取って書いている。なので記録ではなく記憶と表したのだけど。エピソードは旅で出会った人たちとの交流が中心。涙あり、笑いあり、笑顔あり。どの出会いも羨ましくなるぐらい素晴らしい。臨場感もあり、とても楽しく読めたのだけど、さすがにこの歳になると自転車担いで旅に出ようと言う気にはならずに一安心。深夜特急を読んだ2週間後にはバックパック背に日本にいなかった過去があるので…。今の若い人たちに読んで欲しいと思った。自分の足で、目で、頭で、お金で、力で、世界のどこにでもいけると言うことを教えてくれるこの手の本は、時代に即し、なお絶えることなくあり続けて欲しい。
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