ドラゴンズ・ウィル (富士見ファンタジア文庫 88-1)
- KADOKAWA(富士見書房) (1998年1月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829127964
作品紹介・あらすじ
「魔竜スピノザ!お前を、倒すっ!」…べしゃ。次の瞬間、自称『勇者の代理人』の少女は、見事にすっ転んでいた-。エチカ・ライプニッツは明るく元気な少女。聖「デルフォイ」の森に、スピノザという魔竜が棲むという噂を信じ、退治しにやって来た。街の人々は、誰もそんな噂を信じていない。馬鹿にされながらも、エチカは森の奥にある洞窟で、人類の天敵、魔竜スピノザを発見した!ところが邪悪な敵であるはずのスピノザは、香茶を愛す菜食主義の竜だった!?第九回ファンタジア長編小説大賞準入選受賞作!元気な少女と風変わりな竜とのふれあいを描いた、心温まるロマンティック・ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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破竜剣に選ばれなかった少女と、竜らしからぬ竜の普通でない関係性。自分が何のために生まれたのか。自分は誰かに求められるのか。運命に翻弄されながら運命に抗おうとする。それらの想いがぶつかり交わる物語。
思い切ったキャラ設定によって、ストーリーを引っ張る展開も面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
菜食主義な竜って平和でいいですね。すぐ読めて楽しめるので良かったと思います。
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個人的に大好きなラノベの1つ。
なんでスピノザなんでしょうか。 -
榊さんのデビュー作~。
その後たくさんたくさん作品を書かれていますが、わたしはこのお話がいまだに一番好きなのだよね。出会ったタイミン(中二!!)もあるのだろうけど。 -
ギャップ萌ぇ!
カオスレギオンっぽかった♪ -
『すてプリ』作者のデビュー作。自称「勇者の代理人」の少女と変わり者ドラゴンの交流を描いた作品。平和主義で菜食主義のドラゴンの葛藤や、家族に今一つ溶け込めない少女の苦しみは、『すてプリ』に繋がるものを感じました。
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竜の未来を示唆するファンタジー小説。最強の力を誇るもので有っても、共存出来ない者は滅びる。当たり前のことですが、考えさせられます。ラストがどうかと思いますが。
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絵のしょぼさは置いておくとして、話自体はとってもヌルい短編。<br>
アタラクシアタソが萌ゆる、迫っても迫ってもしかし変態スピノザは気付かないみたいな。<br>
ヌルかったけど、全体的にレベル高かったです。<br>
ふつーのファンタジーと思いきやラストとか見る限り若干皮肉入ってたり、満足。<br>
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ということでようやく榊一郎作品に手を出し始めました、すてプリ超長いけど頑張ろうー -
バッドエンドのはずなのに。