- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829135037
作品紹介・あらすじ
「未来の王に剣を向けておきながら、逃げられるとでも思ったか」空から舞い降りた精霊、パンドラと契約をしたフィリップは逃げ惑う北の傭兵たちを瞬時に切り伏せ、呟いた。望むべく力を手に入れたフィリップは内に秘める野望を満たすために動き出す。黄昏の主に生贄を捧げるように、王国を血で染めていく暴虐の契約者。彼の見据える先に映る一人の少女の姿。「お迎えに上がりました、王女陛下」トゥールスレン城砦にいるクラウディアの前に姿を現したフィリップの自信に満ちた声が響き渡った-。ベールセール王国を震撼させる黒王の物語が始まる…。
感想・レビュー・書評
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[評価]
★★★★★ 星5つ
[感想]
まさに起承転結の転にあたる内容だった。
いままでのアレスの無双っぷりからすると今回のアレスの変化には驚いた。今までの経験を一度に失ってしまったかのようだった。一方でフィリップは隠してきた野心を剥き出しにしてきたな。こちらも大きな転機を迎えたということなのだろう。
こうなってくるとパンドラが仕える黄昏の主は何が目的なのだろうか?もし未来が見通せているなら障害になるであろうアレスは排除してもおかしくないと思うんだけどな。
それにしても王国存亡の危機だな。皇太子が暗殺され、現国王は病死、残されたのは王女のみとは一歩間違えれば、乱世の到来だね。
最後に登場したパンドラに似た少女は一体何者なんだろう。アレスを導いてくれるのかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フィリップの予想以上の良い悪役っぷり、しかしあくまで悪役なんで気分が良いわけではない
それに対しアレスときたら・・
この悪役を黙らせるカタルシスをアレスサイドが出せるのか、アレスの好感度が下がっている中、どう良い話に持っていくのか期待 -
まさに怒涛の展開。これぞ王道パターン。次巻の巻き返しが楽しみ。
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読了 4/25
まさかの、フィリップのターン!
何だか凄いことになりすぎ・・・
アレスvsジェレイドの物語と思ったら、
フィリップが横から割り込んできた感じ。
パンドラからの助言を失ったアレスが、
酷い目にあいまくり。
早く復帰して欲しいものです。
8巻あたりにもだけど、
色々伏線が張り巡らされているようにも見えて、
続きが待ち遠しいです。
クラウディアやミーアとの関係はどうなるか、
レオンの片想いは成就されるのか、
楽しみですw -
毎度ながら怒涛の展開。今回は推定ラスボスが権力を得て行く過程といった感じで、W主人公のどっちも出てこないため、ストレスがたまった。次の巻が待たれる。
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ここでおわり?○○○が復活しないと納得いきません。タイトルからして次回そうなりそうですが。
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2010/03/20
なんだか、この人のいい回しのくどさが目立つように… -
前巻では多かれ少なかれ批判もあったと思われますが、今巻ではアレス再起への兆しがちらちらと見え始め、次巻『英雄再起』というサブタイトルから今後の展開が見えてきそうです。
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アレフ早く帰ってこいやああああ、叫びたくなる巻でした。フィリップの覚醒が早すぎる気もしますが。より一層黒さをかもし出してくれるいい「敵」だと思いました。いい敵って言うのも変ですが。