本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
- / ISBN・EAN: 9784829139073
作品紹介・あらすじ
「私は武器商人。殺戮と破壊――そのための武器をお持ちしました」鉱脈を巡って争う戦場のど真ん中に現れたドレスを着た少女セイジア。その護衛の少年トーマは戸惑いながらも人の業、戦争の本質を知ることになる。
感想・レビュー・書評
-
1冊
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
対立している二つの国の間で新兵器を売りつける女武器商人の話。
ヒロインがなぜ争いを加速させるようなことをするかっていうのには理由があるんだけど、主人公が尋ねても「教えない」「知る必要はない」「今はそんな場合じゃない」とまったく心を開いてくれない。仕事とはいえ助ける気をなくすよなー。読んでるこっちも、目的がわからないままストーリーだけ進むのでつらかった。協力してほしいなら報連相は大事だと思うですよ。
ちょいネタバレなことを言ってしまうと、黒澤明の「用心棒」みたいな筋なんですよ。でもあれって、主人公の目的がはっきりしてるからずっと楽しいじゃないですか。この作品も、武器商人のヒロインが主人公だったり、もうちょっと事情のわかってる人が主人公になってればよかったなーと。
謎がずっと続いて面白い作品もあるけども、今やってることの理由くらいはわかるようにして頂きたい。
全1件中 1 - 1件を表示