悪玉 (Canna Comics)

著者 :
  • プランタン出版
3.53
  • (13)
  • (34)
  • (37)
  • (5)
  • (3)
本棚登録 : 362
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829685303

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • キャラが可愛いので、悪い人や、ダメな人がそうなりきれない優しいお話が素敵です。

  • 万引を目撃されてゆすられる所から始まる。二人の気持ちは通じても、自分の中の疑問や気になった点が何一つ解決されていないので読後はかなりモヤモヤ。同時収録はBLドラマの撮影現場。全体的に、細かいというか余計な説明がない作品なので、映画みたいな進行。自分の好みとしては逐一説明してほしいタチなので苦手な作風かもです。

  • 表題作じゃない「ノンフィクション」がすごく良かった。
    萌えで身体がじんじん痺れた。

  • ちょっと物足りなかった!!ドロっとした部分が少なかったとゆーか、悪玉っていうタイトルに期待し過ぎたってゆーか。。
    もっと大人の弱さと狡さを発揮してほしかった。ゆすりをかけていた人間が、実際はゆすられていた訳だけど、もっと浮世離れしててもいいな。

    ゆうこさんの作品は、不幸せの真っ只中みたいな話のなかでハッピーエンドで終わるからだいすきです!ショートフィルムをみてるみたい。

  • 悪玉 105P 
    万引き場面を写メで撮られて
    脅されるようになった高校生。
    でもじつは…

    淡々とした描写のなかに潜む毒っぽさが
    たまらない。ふっと緊張感が切れると、永遠に
    何かを失ってしまいそうな刹那感が魅力。

    ノンフィクション 75P
    嘘をつかれていることを逆に
    おどしに使うって、いいなぁ。
    傷ついた痛みを逆手に、相手を痛みつけるって
    サディスティックにみえて精神的には相当マゾだなぁと。

    吉田ゆうこさん、すごくすごく好きで
    これからも読んでいたいから、次作も楽しみ。。

    装丁:平谷美佐子

  • 表紙はオビで下を隠してあっていいのですが、裏表紙がきわどくて、これはレジなら出しにくいな…と思いました。

    表題作: 高校生の弱みを握って、援交みたいなことをさせる悪い大人の話。
    高校生の主人公目線で進みますが、大人の相手の弱さや隙を感じているのか、
    全然ビビっていないまま淡々と付き合っていきます。
    ちょっとエヴァっぽい絵柄もあいまって、榎本ナリコさんの援交ものを思い出しました。

    同性愛ドラマを演じる芸能人高校生二人の話: 攻目線!
    顔だけアイドル×演技派役者。受けの演技が上手いということを、言葉で説明するのではなく、画面で読者に伝えるシーンが凄いです。主人公の気持ちに共感する間もありました。

  • 何よりカメラワークに惚れました。
    台詞も少なめで、収録作二作どちらも短かい映画を見ているようでした。
    どちらも、読んだ後の切なさがたまらないです。
    特に表題作は、加害者への気持ちが愛情へ変わっていく流れが自然で見事でした。共依存、たまらないです。

    「ノンフィクション」は書き下ろしもあって、このまま二人は纏まるんだろうなあと思うので安心なのですが、表題作の二人の今後が心配で。
    寄る辺のない似た物同志の二人の行く先は、何処になるのでしょうか。

    で、表題作の攻が何だか昔自分が同人やっていたキャラに見えて、「うわー、何か似てるわ」と思ってました。
    受もそのカプの片割れっぽいし、でもこういう黒髪で地味な事はありがちだから関係ないよね、あはは。と思っていた矢先に、二次創作をやってらして、そのカプだって聞いて……………………こりゃあ、知りとうなかった。
    別にキャラそのものではないので全く問題ないし、それでもいいのだけれど、星一個減らしました。
    こういうのは仕方ないのかなあ。

  • ジャケ買い作品。
    表題作は、万引き現場を“羽良多”というサラリーマンに写真に撮られた高校生“森崎”は「暇つぶしに付き合って」とゆすられる...というストーリー。

    本当に暇つぶし程度のゆすりなのでもしかして死にオチ?と思ってしまった。
    かわいそうな子とかわいそうな大人が傷を舐めあい、一緒にいようという結末。
    勢いで心中結末もアリかもと思いましたが、表紙裏を見ると結果的には救われた感じなので、吉田先生はそこまで暗いお話にするつもりはなかったようですね。
    感情の表現がストレートではないので、たとえ笑い顔だったとしても
    すごく複雑に感情が入り混じっているように見えます。
    表情ごとに色んな解釈ができ“読んでる”と感じる作品。

  • 同人作家さんの時から大好きで、その頃のCPと重ねて見てしまう笑
    (私が思う)これぞBLって感じの、まぁある意味でファンタジーなんだけど、
    切なさと綺麗さと、透明な空気感と焦燥感を持った作品を描かれる作家さん。

  • 吉田さん初読み
    嫌いじゃないです良かった

    表題作の「悪玉」より、後半の「ノンフィクション」の方が好きかなぁ

    「悪玉」は高校生の主人公が社会人の攻めに万引きを目撃されて、それをネタに脅されるという少しシリアスなお話

    「ノンフィクション」は若手俳優同士のお話で、可愛くて良かったです

    どちらも雰囲気を楽しむ作品

全17件中 1 - 10件を表示

吉田ゆうこの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×